サン=ミシェル橋 (トゥールーズ)
サン=ミシェル橋 Pont Saint-Michel | |
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基本情報 | |
国 | フランス |
所在地 | トゥールーズ |
交差物件 | ガロンヌ川 |
用途 | 道路橋 |
設計者 | ウジェーヌ・フレシネ |
着工 | 1959年 |
竣工 | 1962年 |
座標 | 北緯43度35分33.3秒 東経1度26分13.1秒 / 北緯43.592583度 東経1.436972度座標: 北緯43度35分33.3秒 東経1度26分13.1秒 / 北緯43.592583度 東経1.436972度 |
構造諸元 | |
形式 | ラーメン橋 |
材料 | コンクリート |
全長 | 326 m |
地図 | |
サン=ミシェル橋の位置 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
サン=ミシェル橋(サン ミシェルばし、仏: Pont Saint-Michel)は、フランスのトゥールーズにある橋である[1][2]。
サン=ミッシェル橋[1]とも表記される。
概要
[編集]全長は、326メートルである[3]。幅員は、26メートルである[1]。市内を流れるガロンヌ川が二股に分かれる地点に架けられている[1]。1959年に建設が開始され、1962年に完成された[1]。
この橋は、土木技術者のウジェーヌ・フレシネ (en:Eugène Freyssinet) が最晩年に設計したものである[1]。傾斜脚は、下に行くにしたがって細くなっている[1]。
橋の形式は、PC方杖ラーメン橋である[1]。この橋が架橋される以前には、19世紀中頃に建設された、およそ 7.5 メートルの幅員をもつ4連鋳鉄製アーチ橋が架橋されており、この旧橋の架け替え橋として建設された[1]。
評価
[編集]この橋の建設に関係したジャン・ミュラー (en:Jean M. Muller) は、「傾斜脚によりアーチ作用を利用した成功例であり、美しい構造美を示している」と評価している[1]。
首都高速道路公団の関淳は、「橋全体に貫かれた優美な曲線は、従来のフレシネの橋には見られなかったものである」とコメントしている[1]。
周辺
[編集]上流にはポンヌフが、さらに上流にはサン・ピエール橋 (fr:Pont Saint-Pierre de Toulouse) が架かっており[4]、下流にはクロワ・ド・ピエール橋 (Pont de la Croix de Pierre) が架かっている[5]。
東側では、アレ・ポール・フュガ (fr:Allées Paul-Feuga) という路地に接続しており、西側では、アレ・シャルル・ド・フィット (fr:Allées Charles-de-Fitte) という路地に接続している[6]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 小林一郎・山下真樹・橋本淳也 (1999年3月). “主題と変奏-E.フレシネの設計手法の一側面”. 公益社団法人土木学会. 2019年6月9日閲覧。
- ^ 関淳 (1982年5月15日). “コンクリート橋のパイオニアとその造形”. 公益社団法人日本コンクリート工学会. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “ANNUEL OUVRAGES D’ART 2002 MODERNE MODERNE”. Infociments. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “Plan de toulouse Centre”. トゥールーズ市. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “mode emploi Yea! VRAI”. Citiz Toulouse (2016年9月). 2019年6月9日閲覧。
- ^ “Site Patrimonial Remarquable”. Toulouse Métropole. 2019年6月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、サン=ミシェル橋 (トゥールーズ)に関するカテゴリがあります。