サンショウ属
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サンショウ属 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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サンショウ
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Zanthoxylum L. | ||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
本文参照 |
サンショウ属(山椒属、さんしょうぞく、学名: Zanthoxylum)は、ミカン科の属の一つである。 中国では花椒属と呼ぶ。
学名の由来
[編集]属名はギリシア語の「黄色い (Xantho- ) 木 (xylum) 」 の意味で、ギリシア語で黄色の zanthos と材の xylon [1]、つまり木質部(内皮)が黄色みを帯びていることによる[2][3]。
主な種
[編集]- カラスザンショウ Zanthozylum ailanthoides[4]
- アマミザンショウ Z. amamiense[4]
- トウフユザンショウ Z. armatum[4]
- イワザンショウ(別名: ヒレザンショウ)Z. beecheyanum[4]
- オーストラリアサティンウッド(英語: satinwood in Australia)Z. brachyacanthum[5]
- カホクザンショウ Z. bungeanum[4]
- ヒメハゼザンショウ Z. dimorphophyllum[4]
- コカラスザンショウ Z. fauriei[4]
- ウエストインディアンサティンウッド(英: West Indian satinwood)Z. flavum(シノニム: Fagara flava[5])
- オロンボゴ(ガボン: olon-vogo)Z. gilletii(シノニム: Fagara macrophylla[5])
- オロン(ガボン: olon; 赤道ギニア: olong)Z. heitzii(シノニム: Fagara heitzii[5])
- ネワタノキ Z. integrifoliolum[4]
- チェンクリン(マラヤ: chenkring)Z. myriacanthum[5]
- テリハザンショウ(別名: テリバザンショウ)Z. nitidum (Roxb.) DC.[4]
- サンショウ Z. piperitum (L.) DC.[4]
- ハンタールドゥリ(マラヤ: hantar duri)Z. rhetsa[5]
- ツルザンショウ Z. scandens[4]
- イヌザンショウ Z. schinifolium[4](シノニム: アリサンザンショウ Z. pteropodum)
- トウザンショウ Z. simulans[4]
- ヤクシマカラスザンショウ Z. yakumontanum[4]
性状
[編集]世界の熱帯・亜熱帯および温帯地方に広く分布しており、250種あまりが知られている[2][3]。落葉または常緑の低木または高木で、樹高は2 - 8メートルくらいのものが多い。幹は直立する。葉は互生し、羽状複葉で、潰すと香り(時に不快臭)があるものが多く、辛みと舌を痺れさせるような刺激性がある。全体に棘を持つものが多い。花は小さく、萼片および花弁は4または5で、花弁を欠くものもある。
利用
[編集]サンショウは日本で、カホクサンショウは中国、特に四川省で料理にスパイスとして用いられる。またヨーロッパでは一部の種が、リウマチおよび歯痛の特効薬として用いられていた。
脚注
[編集]- ^ 辻井達一『続・日本の樹木』中央公論新社〈中公新書〉、2006年2月25日、103頁。ISBN 4-12-101834-6。
- ^ a b 滝戸道夫「薬草百話20:サンショウ」『月刊漢方療法』第2巻第8号、1998年、p.p.638-640。
- ^ a b 手島茂晴「コモエの森の宝物:第6回Zanthoxylum zanthoxyloides(Rutaceae:ミカン科)」(PDF)『コモエの森からの恋文』第8巻、2010年6月、p.2、2011年2月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2019年5月18日).
- ^ a b c d e f 熱帯植物研究会 編『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、235-6・238頁。ISBN 4-924395-03-X。