サギフエ
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サギフエ | |||||||||||||||||||||||||||
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Macroramphosus scolopax
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Macroramphosus scolopax Linnaeus, 1758 | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Longspine snipefish |
サギフエ(鷺笛、学名:Macroramphosus scolopax、英名:Longspine snipefish)は、トゲウオ目ヨウジウオ亜目サギフエ科サギフエ属に属する魚。世界中に広く分布し、特に温帯の海でよく見かけられる。
特徴
[編集]サギフエは強く側偏した体と長い吻が特徴で、英名のsnipefishはこの体形に由来する名称である。全長は平均15~20センチメートル cmで、そのうち約6cmを吻が占めている。幼魚の体色は銀色であるが、成魚になると赤色に変わる。体の表面は、胸鰭から背鰭にかけてと腹側の縁が骨板(甲板)に覆われる。
この魚は2つの背鰭をもつ。1つめの背鰭には4 - 7本の棘があり、そのうち前から2番目の棘は長く伸びてのこぎり状になっている。この棘は平均4cmほどになる。2つ目の背鰭には10 - 14本、尻鰭には18 - 20本の鰭条がある。
唐揚げにすると結構いける
分布
[編集]サギフエはさまざまな海域の沿岸付近で見かけられる。大西洋東部のヨーロッパ・アフリカ沿岸や北海・地中海、大西洋西部のメイン湾からアルゼンチンにかけて、さらには太平洋西部やインド洋のアジア・オーストラリアおよび島嶼部の沿岸などにサギフエが生息している。北緯20 - 40度の温帯においては、特に広く分布している。
生態
[編集]この魚は特に、砂や岩の海岸沿いの水深25 - 600mの領域(大陸棚)によく棲んでおり、昼間は普通この領域で過ごし、夜になると水面近くまで上がってくる。幼魚は外洋の表層水(de:Oberflächenwasser)の中で暮らす。彼らは小さな渦状の群れをなして育つ。幼魚はカイアシ類を餌とし、成魚は底生生物を探して餌とする。
サギフエは同じトゲウオ目のヘコアユと同様、頭部を下に向けて泳ぐ習性をもつ。
関連書籍
[編集]- Andreas Vilcinskas: Fische. Mitteleuropäische Süßwasserarten und Meeresfische der Nord- und Ostsee. BLV, München 2000, ISBN 3-405-15848-6.
外部リンク
[編集]- サギフエ - WEB魚図鑑
- Fishbase - Macroramphosus scolopax