サウンド・アフェクツ
『サウンド・アフェクツ』 | ||||
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ザ・ジャム の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年6月15日 - 10月22日 ロンドン タウンハウス・スタジオ[1] | |||
ジャンル | パンク・ロック、モッズ・リヴァイヴァル | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール・レコード | |||
プロデュース | ヴィック・カッパースミス=ヘヴン、ザ・ジャム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ザ・ジャム アルバム 年表 | ||||
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『サウンド・アフェクツ』(Sound Affects)は、イギリスのロック・バンド、ザ・ジャムが1980年に発表した5作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ポール・ウェラーは本作の音楽性について「(マイケル・ジャクソンの)『オフ・ザ・ウォール』と(ビートルズの)『リボルバー』を足して割った」と説明している[6]。なお、収録曲「スタート」のベース・ラインは、しばしばビートルズの曲「タックスマン」との類似が指摘されてきた[7][8]。
アルバム・タイトルは「効果音(Sound Effects)」のもじりで[6]、本作のジャケットは、BBCが1970年代に制作した効果音のレコードのパロディとなっている[9]。また、裏ジャケットにはパーシー・ビッシュ・シェリーの詩「The Masque of Anarchy」の一部が引用されており、ポール・ウェラーによれば、ファンの一人がこの詩を送ってきたことから使用したという[10]。
オリジナル・リリースから30年後の2010年には、22曲入りのボーナス・ディスクが付属したデラックス・エディション盤がリリースされた[11]。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートでは19週チャート圏内に入り、最高2位を記録[2]。本作からの先行シングル「スタート」は全英シングルチャートで1位を獲得し、続いて1981年には「ザッツ・エンターテインメント」が21位に達した[12]。
アメリカのBillboard 200では自身最高の72位を記録し[5]、「スタート」は『ビルボード』のダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートで75位に達した[5]。
Chris Woodstraはオールミュージックにおいて5点満点を付け「"That's Entertainment"や、シングルにすべきだった"Man in the Corner Shop"を筆頭に、彼らの作品の中でも特にキャッチーと思われる、純真で才気溢れて感染力の強いポップな曲が、最初から最後まで並んでいる」と評している[13]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はポール・ウェラー作。
- プリティー・グリーン Pretty Green – 2:38
- マンデー Monday – 2:59
- バット・アイム・ディファレント・ナウ But I'm Different Now – 1:51
- セット・ザ・ハウス・アブレイズ Set the House Ablaze – 5:01
- スタート Start! – 2:31
- ザッツ・エンターテインメント That's Entertainment – 3:34
- ドリーム・タイム Dream Time – 3:54
- マン・イン・ザ・コーナー・ショップ Man in the Corner Shop – 3:13
- ミュージック・フォー・ザ・ラスト・カップル Music for the Last Couple (Paul Weller, Bruce Foxton, Rick Buckler) – 3:43
- ボーイ・アバウト・タウン Boy About Town – 1:59
- スクレイプ・アウェイ Scrape Away – 4:00
2010年デラックス・エディション盤ボーナス・ディスク
[編集]- スタート(シングル・ヴァージョン) Start! (Single Version) – 2:20
- リザ・ラドリー Liza Radley – 2:34
- ドリームズ・オブ・チルドレン The Dreams of Children – 2:59
- ザッツ・エンターテインメント(オルタネイト) That's Entertainment (Alternate) – 3:24
- プリティー・グリーン Pretty Green (Demo) – 2:38
- ポップ・アート・ポエム Pop Art Poem – 2:10
- レイン(デモ) Rain (Demo) (John Lennon, Paul McCartney) – 2:58
- ボーイ・アバウト・タウン(デモ) Boy About Town (Demo) – 2:18
- ドリーム・タイム(デモ) Dream Time (Demo) – 1:52
- デッド・エンド・ストリート(デモ) Dead End Street (Demo) (Ray Davies) – 3:15
- バット・アイム・ディファレント・ナウ(デモ) But I'm Different Now (Demo) – 1:57
- スクレイプ・アウェイ(インストゥルメンタル) Scrape Away (Instrumental) – 1:59
- スタート(デモ) Start! (Demo) – 2:17
- リザ・ラドリー(デモ) Liza Radley (Demo) – 2:18
- アンド・ユア・バード・キャン・シング(デモ) And Your Bird Can Sing (Demo) (J. Lennon, P. McCartney) – 1:54
- マンデー(オルタネイト) Monday (Alternate) – 4:20
- ゲット・ユアセルフ・トゥゲザー(デモ) Get Yourself Together (Demo) (Ronnie Lane, Steve Marriott) – 2:00
- セット・ザ・ハウス・アブレイズ(オルタネイト) Set The House Ablaze (Alternate 'Dub' Ending) – 4:47
- ボーイ・アバウト・タウン(オルタネイト) Boy About Town (Alternate) – 2:14
- ノー・ワン・イン・ザ・ワールド(デモ) No One in the World (Demo) – 2:24
- インストゥルメンタル(デモ) Instrumental (Demo) – 2:54
- ウォータールー・サンセット(デモ) Waterloo Sunset (Demo) (R. Davies) – 3:59
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b イギリス盤リマスターCD(Polydor 537 421-2 / 1997)英文ブックレット内トラック・リスト
- ^ a b JAM | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ charts.org.nz - The Jam - Sound Affects
- ^ swedishcharts.com - The Jam - Sound Affects
- ^ a b c “The Jam - Awards”. AllMusic. 2016年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月19日閲覧。
- ^ a b The Studio Recordings by The Jam (Boxset) | Songwriting Magazine - 2014年8月9日閲覧
- ^ Start! - The Jam | AllMusic - Song Review by Dave Thompson
- ^ When it comes to songwriting there's a fine line between inspiration and plagiarism - Features - Music - The Independent - 2014年8月9日閲覧
- ^ Town Jam-packed with hidden history - Kent Online - 2014年8月9日閲覧
- ^ Bard reputation: pop stars pick their favourite poets | Music | theguardian.com - 2014年8月9日閲覧
- ^ Jam, The - Sound Affects (CD, Album) at Discogs - 2010年デラックス・エディション盤の情報
- ^ JAM | Artist | Official Charts
- ^ Sound Affects – The Jam | AllMusic - Review by Chris Woodstra