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ゴーギー・ジェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ゴーギー・ジェン
Gorgui Dieng
アトランタ・ホークスでのジェン
(2021年)
引退
ポジション C
基本情報
フランス語 Gorgui Dieng
国籍 セネガルの旗 セネガル
生年月日 (1990-01-18) 1990年1月18日（34歳）
出身地 ルーガ州ケベメール県ケベメール
身長(現役時) 208cm (6 ft 10 in)
体重(現役時) 112kg (247 lb)
ウィングスパン(現役時) 222cm  (7 ft 4 in)[1]
キャリア情報
高校 SEEDアカデミー
大学 ルイビル大学
NBAドラフト 2013年 / 1巡目 / 全体21位[1]
ユタ・ジャズから指名
プロ選手期間 2013年–現在
経歴
2013–2020ミネソタ・ティンバーウルブズ
2020–2021メンフィス・グリズリーズ
2021サンアントニオ・スパーズ
2021–2022アトランタ・ホークス
2022–2023サンアントニオ・スパーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ セネガルの旗 セネガル

ゴーギー・サイ・ジェン（Gorgui Sy Dieng / [ˈɡɔːrɡi dʒɛŋ]; GOR-ghee Jeng / 1990年1月18日 - ）は、セネガルのルーガ州ケベメール出身の元バスケットボール選手。ポジションはセンター。

経歴

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アメリカ留学時代

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高校はウェストバージニア州のハンティントン・プレップ高校に留学。高校通算で平均15.2点､12.6リバウンドの記録を残した。このセネガルの逸材に、マーシャル大学、コロラド大学、マーケット大学そしてルイビル大学などの関係者がリクルートに訪れる中、ディエングはカリスマHCリック・ピティーノ率いるルイビル大学に進学[2]。ゴール下の守護神として活躍し、2013年のNCAA王者に貢献した。

ミネソタ・ティンバーウルブズ

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NCAAチャンピオンを引っ提げ、ディエングは2013年のNBAドラフトにエントリーを表明。21位でユタ・ジャズから指名されたが、同じく14位でジャズから指名されたシャバズ・ムハンマドと共にミネソタ・ティンバーウルブズが9位で指名したトレイ・バークの交渉権の交換でウルブズに交渉権が移動し、NBAデビューした。ルーキーシーズンは苦しんだが、終盤戦にニコラ・ペコヴィッチが怪我で離脱したのを期にチャンスを掴み、2014年3月20日のヒューストン・ロケッツ戦で22点21リバウンドを記録し、ウルブズ史上初の新人選手の ”20得点20リバウンド” を記録した[3]。

2016年10月31日、ティンバーウルブズと4年6400万ドルで契約を延長した[4]。

メンフィス・グリズリーズ

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2020年2月5日にアンドレ・イグダーラが絡む大型トレードでメンフィス・グリズリーズへ移籍した[5]。 2021年3月26日にグリズリーズと契約解消に合意し、FAとなった[6]。

サンアントニオ・スパーズ

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2021年3月29日にサンアントニオ・スパーズと契約した[7]。

アトランタ・ホークス

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2021年8月9日にアトランタ・ホークスと1年契約を結んだ[8]。

スパーズ復帰

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2022年8月9日に古巣のスパーズと1年契約を結んだ[9]。

2023年1月5日に解雇された[10]が、8日に10日間契約を結んだ[11]。20日に2回目の10日間契約を結んだ[12]。

2023年12月9日、現役引退を発表した[13][14]。引退後はスパーズのフロントオフィス入りすることとなった[14]。

代表歴

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セネガルのナショナルチームで、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップに出場し、6試合で平均16.0点、10.7リバウンドを記録した[15]。2015年、2017年、2021年のアフロバスケットにも出場している[16]。

プレースタイル

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アフリカ出身選手にありがちな個人能力に頼ったプレースタイルではなく、フットワークに優れ、ミドルシュートも得意とする。コートビジョンにも優れ、パスアウトも上手い。また高校時代は平均7.2ブロックを記録するなど、ディフェンスの能力も高く、リバウンドの能力にも優れている。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013–14 MIN 60 15 13.6 .498 1.000 .634 5.0 .7 .5 .8 4.8
2014–15 73 49 30.0 .506 .167 .783 8.3 2.0 1.0 1.7 9.7
2015–16 82 39 27.1 .532 .300 .827 7.1 1.7 1.1 1.2 10.1
2016–17 82 82 32.4 .502 .372 .814 7.9 1.9 1.1 1.2 10.0
2017–18 79 0 16.9 .479 .311 .775 4.6 .9 .6 .5 5.9
2018–19 76 2 13.6 .501 .339 .830 4.1 .9 .6 .5 6.4
2019–20 46 17 16.9 .448 .383 .797 5.6 1.3 .8 .9 7.4
MEM 17 0 18.7 .483 .250 .738 5.8 .9 .8 1.0 7.2
2020–21 22 1 16.9 .519 .479 .884 4.5 1.3 .8 .6 7.9
SAS 16 0 11.3 .527 .318 .833 2.6 1.2 .6 .1 5.3
2021–22 ATL 44 3 8.4 .473 .426 .731 2.8 .8 .3 .3 3.5
2022–23 SAS 31 1 11.5 .385 .280 .769 3.5 1.7 .1 .5 3.9
Career 628 209 20.9 .496 .355 .791 5.6 1.3 .7 .9 7.3

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2018 MIN 5 0 14.0 .333 .400 .750 3.6 .8 .4 .8 3.4
2022 ATL 2 0 5.0 .500 .000 1.000 1.5 .0 .0 .0 1.5
通算 7 0 11.4 .350 .333 .800 3.0 .6 .3 .6 2.9

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 ルイビル 29 9 15.6 .618 .000 .538 4.4 .7 .4 1.9 5.7
2011–12 40 40 32.8 .525 .500 .676 9.1 1.1 1.2 3.2 9.1
2012–13 33 32 31.1 .534 — .652 9.4 2.0 1.3 2.5 9.8
通算 102 81 27.3 .545 .333 .640 7.9 1.2 1.0 2.6 8.3

人物

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  • ジェンはムスリムであり[17]、慈善活動に熱心で、2015年にゴーギー・ジェン基金を設立し、母国のセネガルの医療を改善するための医療機器や備品などの支援を提供してきた[18]。2019年、彼はオフシーズンNBAケアコミュニティアシストアワードを受賞した3人目の選手となった[19]。

受賞歴

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脚注

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  1. ^ “Gorgui-Dieng”. draftexpress.com (2013年). 2017年10月閲覧。
  2. ^ “Huntington Prep's Dieng commits to Louisville”. herald-dispatch.com (2010年4月27日). 2015年3月1日閲覧。
  3. ^ “Wolves vs Rockets 2014-03-20”. NBA.com (2014年3月20日). 2015年3月1日閲覧。
  4. ^ Gorgui Dieng, Wolves Finalizing Four-Year, $64M Extension
  5. ^ “アンドレ・イグダーラのトレードが、6選手が絡む3チーム間トレードに発展 | NBA Rakuten”. nba.rakuten.co.jp. 2020年3月15日閲覧。
  6. ^ “Memphis Grizzlies waive Gorgui Dieng”. NBA.com (March 26, 2021). March 26, 2021閲覧。
  7. ^ “SPURS SIGN GORGUI DIENG”. NBA.com (2021年3月29日). 2021年3月29日閲覧。
  8. ^ “Atlanta Hawks Sign Gorgui Dieng”. NBA.com (August 9, 2021). August 9, 2021閲覧。
  9. ^ “SPURS SIGN GORGUI DIENG” (英語). www.nba.com. 2022年8月11日閲覧。
  10. ^ “Celtics trade Noah Vonleh, cash to Spurs” (英語). NBA.com. 2023年1月5日閲覧。
  11. ^ “NBA Player Transactions | NBA.com”. www.nba.com. 2023年1月9日閲覧。
  12. ^ “Spurs' Gorgui Dieng: Lands another 10-day contract”. cbssports.com (January 20, 2023). January 20, 2023閲覧。
  13. ^ “10-Year NBA Veteran Is Officially Retired”. si.com. 2023年12月9日閲覧。
  14. ^ a b “On Spurs' staff, Gorgui Dieng learning there is more to NBA life than getting buckets”. San Antonio Express News. 2023年12月9日閲覧。
  15. ^ “2014 FIBA Basketball Cup – Gorgui Dieng”. FIBA.com. October 21, 2015閲覧。
  16. ^ “Gorgui Dieng - Player Profile”. FIBA. 2024年5月9日閲覧。
  17. ^ Atkins, Hunter (April 20, 2018). “Gorgui Dieng: Minnesota’s center of peace”. Houston Chronicle. https://www.houstonchronicle.com/sports/rockets/article/Minnesota-s-center-of-peace-12852817.php January 23, 2019閲覧。 
  18. ^ “NBA celebrates Gorgui Dieng's charity work in native Senegal”. CNN. 2020年2月10日閲覧。
  19. ^ “MINNESOTA TIMBERWOLVES' GORGUI DIENG RECEIVES OFFSEASON NBA CARES COMMUNITY ASSIST AWARD PRESENTED BY KAISER PERMANENTE” (英語). NBA Community Assist (2019年11月8日). 2020年2月10日閲覧。
[脚注の使い方]

外部リンク

[編集]
NBAオールルーキーチーム2013-14シーズン
1stチーム
マイケル・カーター＝ウィリアムス (フィラデルフィア・セブンティシクサーズ) ROY
ビクター・オラディポ(オーランド・マジック)
トレイ・バーク (ユタ・ジャズ)
メイソン・プラムリー (ニュージャージー・ネッツ)
ティム・ハーダウェイ・ジュニア (ニューヨーク・ニックス)
2ndチーム
ケリー・オリニク (ボストン・セルティックス)
ヤニス・アデトクンボ (ミルウォーキー・バックス)
ゴーギー・ジェン(ミネソタ・ティンバーウルブズ)　
コディ・ゼラー (シャーロット・ホーネッツ)
スティーブン・アダムス (オクラホマシティ・サンダー)
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