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ゴルゴタの丘 (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『ゴルゴタの丘』
W.A.S.P. の スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタル
時間
レーベル ナパーム・レコード
プロデュース ブラッキー・ローレス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位（スウェーデン[2]）
  • 13位（フィンランド[3]）
  • 17位（ノルウェー[4]）
  • 32位（スペイン[5]）
  • 33位（オーストリア[6]）
  • 36位（スイス[7]）
  • 50位（イギリス[8]）
  • 52位（ベルギー・ワロン地域[9]）
  • 93位（アメリカ[10]、ベルギー・フランデレン地域[11]）
  • 153位（フランス[12]）
  • 199位（日本[13]）
    • W.A.S.P. アルバム 年表
    Babylon
    (2009年)    		ゴルゴタの丘
    (2015年)    		リアイドライズド〜ザ・サウンドトラック・トゥ・ザ・クリムゾン・アイドル
    (2018年)
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    『ゴルゴタの丘』（原題：Golgotha）は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、W.A.S.P.が2015年に発表した15作目のスタジオ・アルバム。6年ぶりの新作に当たり[14]、バンドが新たに契約を得たオーストリアのレーベル「ナパーム・レコード」から発売された[15]。

    背景

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    ブラッキー・ローレスによれば、2011年春の時点で『Babylon』（2009年）に続くアルバムの制作に着手していたが、2012年にはバンドの結成30周年ツアーが開始され、翌年5月にはローレスが足を骨折したことから制作が延期された[14]。収録曲「ラスト・ランナウェイ」は、10代の頃にハリウッドへ移住したローレスの自伝的な曲で、「ミス・ユー」はアルバム『クリムゾン・アイドル』（1992年）の頃に作られたが、未発表となっていた曲である[16]。

    9年にわたりW.A.S.P.を支えてきたドラマーのマイク・デュプキーは、本作のレコーディングには参加したが、リリース前にバンドを脱退した[17]。

    反響・評価

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    バンドの母国アメリカでは、『ヘッドレス・チルドレン』（1989年）以来26年ぶりに総合アルバム・チャートのBillboard 200入りを果たし、最高93位を記録した[10]。また、『ビルボード』のハード・ロック・アルバム・チャートでは5位、インディペンデント・アルバム・チャートでは9位、ロック・アルバム・チャートでは13位に達した[10]。全英アルバムチャートでは50位に達し、『KILL FUCK DIE』（1997年）以来18年ぶりの全米トップ100アルバムとなった[8]。

    Ray Van Horn Jr.はBlabbermouth.netのレビューで10点満点中8.5点を付け「構造的には以前のW.A.S.P.のアルバムと変わりないが、バンドの近作よりも遙かに引き締まっており、成熟して、新たな魅力もある」と評している[1]。また、小澤明久は『YOUNG GUITAR』誌のレビューで「前半はカラッと元気な、それでいて毒素も持ち合わせたアメリカン・ハード・ロック、後半は楽曲構成が複雑になって大いにシリアス味を帯び、名作『THE CRIMSON IDOL』（'92年）にも通じる雰囲気を醸している」と評している[18]。

    収録曲

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    全曲ともブラッキー・ローレス作。

    1. スクリーム - Scream - 4:56
    2. ラスト・ランナウェイ - Last Runaway - 5:20
    3. ショットガン - Shotgun - 6:07
    4. ミス・ユー - Miss You - 7:41
    5. フォーレン・アンダー - Fallen Under - 4:56
    6. スレイヴズ・オブ・ザ・ニュー・ワールド・オーダー - Slaves of the New World Order - 7:44
    7. アイズ・オブ・マイ・メイカー - Eyes of My Maker - 5:01
    8. ヒーロー・オブ・ザ・ワールド - Hero of the World - 4:51
    9. ゴルゴタの丘 - Golgotha - 7:39

    日本盤ボーナス・トラック

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    2. ショットガン（オルタネイティヴ・ヴァージョン） - Shotgun (Alternative Version) - 5:02

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    [脚注の使い方]
    1. ^ a b Van Horn, Jr, Ray. “CD Reviews: Golgotha W.A.S.P.”. Blabbermouth.net. 2021年10月31日閲覧。
    2. ^ swedishcharts.com - W.A.S.P. - Golgotha
    3. ^ finnishcharts.com - W.A.S.P. - Golgotha
    4. ^ norwegiancharts.com - W.A.S.P. - Golgotha
    5. ^ spanishcharts.com - W.A.S.P. - Golgotha
    6. ^ W.A.S.P. - Golgotha - austriancharts.at
    7. ^ W.A.S.P. - Golgotha - hitparade.ch
    8. ^ a b W.A.S.P. | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    9. ^ W.A.S.P. - Golgotha - ultratop.be
    10. ^ a b c “W.A.S.P. - Awards”. AllMusic. 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月31日閲覧。
    11. ^ W.A.S.P. - Golgotha - ultratop.be
    12. ^ lescharts.com - W.A.S.P. - Golgotha
    13. ^ “ゴルゴタの丘 - W.A.S.P.”. オリコン. 2021年10月31日閲覧。
    14. ^ a b Ramanand, Liz (2015年9月26日). “W.A.S.P. Frontman Blackie Lawless Delves Deep Into His Faith + New Album 'Golgotha'”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2021年10月31日閲覧。
    15. ^ “W.A.S.P. Signs With Napalm Records; 'Golgotha' Album Due This Summer”. Blabbermouth.net (2015年3月24日). 2021年10月31日閲覧。
    16. ^ “New Song Premiere: W.A.S.P.'s 'Last Runaway'”. Blabbermouth.net (2015年8月14日). 2021年10月31日閲覧。
    17. ^ “W.A.S.P. Parts Ways With Drummer Mike Dupke”. Blabbermouth.net (2015年7月12日). 2021年10月31日閲覧。
    18. ^ 小澤明久 (2015年11月10日). “GOLGOTHA/W.A.S.P.”. YOUNG GUITAR. シンコーミュージック・エンタテイメント. 2021年10月31日閲覧。
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