ゴミムシダマシ
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ゴミムシダマシ | |||||||||||||||||||||
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ゴミムシダマシ(塵虫騙、芥虫騙)は、鞘翅目ゴミムシダマシ科の昆虫の総称としても使われるが、その一種ゴミムシダマシ(Neatus picipes)を指す。
体長は14-18mm、全身が褐色、全体として楕円形で、腹背にやや扁平な甲虫。背面はややつやのある褐色、腹面はより黒っぽい。触角は先端がややふくらみ、足はやや短め。前翅背面にはやや深い筋があり、密に点刻が並ぶ。
北海道から九州、それにシベリア、ヨーロッパ、北アメリカに分布。日本では夏期に朽ち木から発見される。
本科の昆虫は属によって体長に大きな違いがあるが、多くは鞘翅に条があり、全体的に細い楕円形である。菌食や樹木食のものが多い。人が触れると危険を感じて異臭を発する種類が多い。
動物飼料のミールワームは日本の場合かつてチャイロマメゴミムシダマシ(チャイロコメノゴミムシダマシ)の幼虫のことを指したが、現在はより大型の種類も含めそう呼ばれている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 黒澤良彦・久松定成・佐々治寛之編著、『原色日本甲虫図鑑(III)』、(1985)、保育社
- 石井悌他編、『日本昆蟲圖鑑』、(1950)、北隆館