コーヌ=クール=シュル=ロワール
表示
コーヌ=クール=シュル=ロワール | |
---|---|
行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏 |
県 (département) | ニエーヴル県 |
郡 (arrondissement) |
コーヌ=クール=シュル=ロワール郡 (郡庁所在地) |
小郡 (canton) |
コーヌ=クール=シュル=ロワール北小郡 コーヌ=クール=シュル=ロワール南小郡 (小郡庁所在地) |
INSEEコード | 58086 |
郵便番号 | 58200 |
市長(任期) |
アラン・デルビエ (2008年 - 2014年) |
自治体間連合 (fr) | ロワール・ノアン |
人口動態 | |
人口 |
11166人 (2007年) |
人口密度 | 209人/km2 |
地理 | |
座標 | 北緯47度24分44秒 東経2度55分39秒 / 北緯47.4122222222度 東経2.9275度座標: 北緯47度24分44秒 東経2度55分39秒 / 北緯47.4122222222度 東経2.9275度 |
標高 |
最低:138 m 最高:252 m |
面積 | 53.3km2 (5300ha) |
コーヌ=クール=シュル=ロワール(仏: Cosne-Cours-sur-Loire)は、フランスのブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏、ニエーヴル県に属するコミューン。一般的にコーヌ(Cosne)と略される。
1973年1月1日の合併で現在の名称になった。
地理
[編集]県の北東部、ロワール川とノアン川との合流部に位置する。県内第二の人口を有する。
交通
[編集]首都パリとは高速A77号、国道7号、モレ=ヴァヌー=レ=サブロン=リヨン=ペラシュ線によってつながっている。
第二次世界大戦以前はサン=タマン=アン=ピュイゼーとの間に蒸気機関車が走り、サン=タマン=アン=ピュイゼーでつくられた陶器などがサン=ヴェランやサン=ルーなどの農村地帯を通り輸送された。このうち、サン=ヴェランの駅舎は現在も観光名所となっている。
歴史
[編集]先史時代には村落があった。ガリアの時代には「合流部」という意味の“Condate”と呼ばれた。その後、コーヌの地は対立の十字路となり、百年戦争や数々の宗教戦争に巻き込まれてきた。
17世紀から製鉄やロワール川を使った水上輸送で発展し始めた。
ラ・ショーザドのピエール・バボーは王立海軍附属の施設として製鉄所を建設し、「ラ・ショーサド王立製鉄所」とした。鉄はロワール川の水上輸送によって運ばれた。しかし、鉄道網の整備より1860年から衰え始め、最終的に1872年に閉鎖された。
製鉄業は何世紀にもわたりコーヌの発展を支えてきたが、1990年代から2000年代初頭にかけ不況に見舞われた。
1833年にロワール川で初めての橋が架けられ、第二次大戦中に修復された。
紋章
[編集]紋章には紺地に白で3羽のクロツグミが描かれている。
行政
[編集]就任年 | 退任年 | 氏名 | 所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1977年3月 | 1989年3月 | ジャック・ユイギュー・デ・エタージュ | 社会党 | |
1989年3月 | 2008年3月 | ディディエ・ベギュアン | 新中道 | |
2008年3月 | 現職 | アラン・デルビエ | 社会党 |
1793年 4703人 |
1800年 4709人 |
1806年 5321人 |
1821年 5823人 |
1831年 5987人 |
1836年 6212人 |
1841年 6308人 |
1846年 6598人 |
1851年 6326人 |
1856年 6147人 |
1861年 6340人 |
1866年 6575人 |
1872年 6210人 |
1876年 6851人 |
1881年 7401人 |
1886年 7790人 |
1891年 8672人 |
1896年 8610人 |
1901年 8582人 |
1906年 8437人 |
1911年 8734人 |
1921年 7158人 |
1926年 7035人 |
1931年 7289人 |
1936年 7840人 |
1946年 7913人 |
1954年 7827人 |
1962年 8802人 |
1968年 9601人 |
1975年 12088人 |
1982年 12463人 |
1990年 12123人 |
1999年 11399人 |
2006年 11185人 |
2007年 11166人 |
経済
[編集]ニエーヴル県商工会議所の支所が置かれている。
観光名所
[編集]- 聖ジャック教会(旧:聖ローラン参事教会) - 15世紀の教会。1930年10月1日に歴史的建造物に指定された。
- 聖エーナン教会 - 1862年に歴史的建造物に指定された。
- ジャン=バティスト・ボーダンの記念碑 - ボーダンは1851年12月3日に内乱で亡くなった共和主義者である。この記念碑はこの地方で集められた寄付により、1868年につくられた。
- サン=アナン墓地にあるロジェ・ブリクーの追悼プレート - ブリクーは1891年にコーヌで生まれた[4]。オーケストラの楽団員としてタイタニック号に乗り込んだが、溺死した。このプレートは彼の栄誉を称え2000年11月2日に据えられた。
- ピエール=ジル・ド・ジェンヌの名が関された高等学校(リセ) - 2007年9月1日に開校。
- ショーザド王立製鉄所跡
- 市街で最も古いミュレ通り
- かつての裁判所
- ロワール博物館 - 19世紀に建てられたコーヌ大学の学び舎を改装し、1980年代末に開かれた。
- コーヌ島 - ロワール川に浮かぶ中州。キャンプ場、球技場、競馬場がある。
- 市民会館 - ロープの製造工場を改装して開館した。
姉妹都市
[編集]ゆかりの人物
[編集]- シャルル・フェルディナン・ガンボン(1820年 - 1887年) 政治家。コーヌで没した
- シャルル・ジロール(1851年 - 1932年) プティ・パレなどを手がけた建築家。コーヌで生まれた
- マルト・メロー(1870年 - 1947年) 女優。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックを題材とした作品でその名を不動のものにした。コーヌの生まれ
- ポール・ドゥメール(1857年 - 1932年) フランス共和国大統領。1921年と1932年にコーヌに滞在した
- アンリ・メイヤン(1924年 - ) 文筆家、フランス詩人・芸術家協会創設者。幼年期をコーヌで暮らし、1984年から再び住み着いている
- ジャン=ピエール・ミナール 弁護士・政治家。幼年期をコーヌで過ごし、市議会議員も務めたが1993年の選挙で敗北
- イヴ・ルモワーヌ(1946年 - ) 司法官・歴史家。コーヌの生まれ
- ミシェル・ゴーダン(1948年 - ) パリ市警察警視総監。コーヌの生まれ
- ガエタン・ゴルス(1958年 - ) 政治家。1995年から2001年までコーヌの市議会議員を、1997年から県議会議員を務める
- ヴァンサン・ラボーム(1965年 - ) 多面的な作家。コーヌの生まれ
- アルノー・カトリーヌ(1973年 - ) 文筆家。コーヌの生まれ
- エロディー・フレージェ(1982年 - ) テレビ番組「スタール・アカデミー」の2003年度優勝者。コーヌで生まれ、1997年から2000年までコーヌの高等学校(リセ)に通い、2003年までこの地で暮らした
- シンディー・ファブール(1985年 - ) 2005年のミス・フランス。コーヌの生まれ