コートニー・ヒックス
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生誕 |
1995年12月15日(29歳) アメリカ合衆国 カリフォルニア州プラセンシア | |||||||||
身長 | 160 cm | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | |||||||||
コーチ | コーリ・アベ | |||||||||
所属クラブ | All Year FSC | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
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コートニー・ヒックス(英語: Courtney Hicks, 1995年12月15日 - ) は、アメリカ合衆国のフィギュアスケート選手(女子シングル)。
技術
[編集]5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができる。2011-2012シーズンまではルッツジャンプでロングエンジの判定を受けていたが、ジャンプの矯正を行い、2012-2013シーズン以降は1度もエッジの違反を取られていない。
キャメルポジションでブレードを掴み、フリーレッグと腕を下げ回転し、その姿勢のままシットポジションに移行する独特のスピンをトゥイックス・プレッツェル(Tw-Hicks Pretzel)と名づけている[1]。
経歴
[編集]5歳の時にスケートを始める。2011年全米選手権ジュニアクラスで優勝をし、世界ジュニア選手権の代表に選出される。この大会はヒックスにとって初めての国際大会であった。2011-2012シーズン、ジュニアグランプリシリーズに初出場。ブリスベン大会では優勝を果たしたものの、ワルテル・ロンバルディ杯ではFSの冒頭のトリプルフリップで転倒。右脚の頚骨を骨折したために棄権、シーズンの欠場も決まった。10月12日に手術が行われた[2]。2012年4月、ケン・コンゲミにメインコーチを変更。また週に1度は引き続きジョン・ニックスの指導も受けるとした。
2012-2013シーズン、コーチを変更。ジュニアグランプリシリーズでは2位と4位。全米選手権はシニアクラスに初出場し、ピューターメダルを獲得。
2013-2014シーズン、シニアクラスに移行。USインターナショナルクラシックで優勝、アイスチャレンジでも優勝。全米選手権ではSP16位と出遅れるも、FSで巻き返し総合6位に順位を上げた。四大陸選手権では5位。
2015-2016シーズン、NHK杯で2位となり、グランプリシリーズで初のメダルを獲得した。2016年8月、メインコーチをトッド・サンドに変更した[3]。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2009 -10 |
2010 -11 |
2011 -12 |
2012 -13 |
2013 -14 |
2014 -15 |
2015 -16 |
2016 -17 |
2017 -18 |
2018 -19 |
2019 -20 |
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四大陸選手権 | 5 | ||||||||||
全米選手権 | 5 N | 1 J | 4 | 6 | 8 | 9 | 12 | 9 | 16 | 8 | |
GP中国杯 | 6 | 9 | |||||||||
GPロステレコム杯 | 3 | ||||||||||
GP NHK杯 | 2 | 8 | |||||||||
GPエリック杯 | 4 | ||||||||||
GPスケートカナダ | 6 | 4 | 4 | ||||||||
CSオータムクラシック | 4 | ||||||||||
CSフィンランディア杯 | 6 | ||||||||||
CSネーベルホルン杯 | 3 | ||||||||||
CS USクラシック | 1 | 2 | 7 | ||||||||
CSワルシャワ杯 | 3 | ||||||||||
アイスチャレンジ | 1 | ||||||||||
世界Jr.選手権 | 6 | 5 | |||||||||
JGP S.ブレッド杯 | 4 | ||||||||||
JGPレークプラシッド | 2 | ||||||||||
JGPブリスベン | 1 | ||||||||||
JGP W.ロンバルディ杯 | 棄権 |
詳細
[編集]2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年11月16日 - 19日 | ISUチャレンジャーシリーズワルシャワ杯(ワルシャワ) | 3 58.43 |
3 106.96 |
3 165.39 |
2017年10月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズスケートカナダ(レジャイナ) | 4 64.06 |
5 118.51 |
4 182.57 |
2017年9月20日 - 23日 | ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシック(ピエールフォン) | 3 59.77 |
4 114.39 |
4 174.16 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年1月14日 - 22日 | 全米フィギュアスケート選手権(カンザスシティ) | 18 46.02 |
6 119.17 |
12 165.19 |
2016年11月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 8 59.86 |
9 103.78 |
9 163.64 |
2016年11月4日 - 6日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 6 63.68 |
3 119.30 |
3 182.98 |
2016年10月6日 - 9日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 5 57.41 |
8 92.39 |
6 149.80 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2016年3月23日 - 27日 | 2016年トリグラフトロフィー(イェセニツェ) | 2 47.19 |
- | 棄権 |
2016年1月15日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 11 54.93 |
9 113.11 |
9 168.04 |
2015年11月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) | 2 65.60 |
3 117.52 |
2 183.12 |
2015年11月6日 - 8日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 3 62.38 |
8 103.62 |
6 166.00 |
2015年9月23日 - 26日 | ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 3 57.65 |
4 105.20 |
3 162.85 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年1月17日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 5 65.01 |
9 109.32 |
8 174.33 |
2014年11月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(ボルドー) | 6 55.70 |
3 116.88 |
4 172.58 |
2014年10月31日 - 11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケロウナ) | 8 56.36 |
4 118.15 |
4 174.51 |
2014年9月10日 - 14日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 3 58.90 |
1 115.24 |
2 174.14 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年1月20日 - 25日 | 2014年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 7 56.36 |
4 113.63 |
5 169.99 |
2014年1月5日 - 12日 | 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) | 16 51.69 |
6 116.99 |
6 168.68 |
2013年11月19日 - 24日 | 2013年アイスチャレンジ(グラーツ) | 2 56.26 |
1 110.07 |
1 166.33 |
2013年10月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(セントジョン) | 9 50.70 |
4 111.30 |
6 162.00 |
2013年9月11日 - 15日 | 2013年USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 3 54.80 |
1 117.08 |
1 171.88 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年2月25日 - 3月3日 | 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ミラノ) | 3 53.98 |
5 98.94 |
5 152.92 |
2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 4 59.72 |
3 118.20 |
4 177.92 |
2012年9月26日 - 30日 | ISUジュニアグランプリ センシラ・ブレッド杯(ブレッド) | 6 46.63 |
3 94.75 |
4 141.38 |
2012年8月29日 - 9月2日 | ISUジュニアグランプリ レークプラシッド(レークプラシッド) | 4 51.36 |
3 102.41 |
2 153.77 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2011年10月5日 - 9日 | ISUジュニアグランプリ ワルテル・ロンバルディ杯(ミラノ) | 8 43.95 |
- | 棄権 |
2011年9月7日 - 11日 | ISUジュニアグランプリ ブリスベン(ブリスベン) | 2 50.19 |
1 101.72 |
1 151.91 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2011年2月28日 - 3月6日 | 2011年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(江陵) | 10 49.98 |
4 100.94 |
6 150.92 |
2011年1月22日 - 30日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(グリーンズボロ) | 1 60.84 |
1 112.38 |
1 173.22 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2010年1月14日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(スポケーン) | 7 38.39 |
5 79.83 |
5 118.22 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2016-2017[3] | 映画『マレフィセント』より 作曲:ジェームズ・ニュートン・ハワード 振付:ロヒーン・ワード |
映画『ノートルダムの鐘』より 作曲:アラン・メンケン 振付:ジョナサン・カサー |
ハロー 曲:アデル |
2015-2016[4] | 奇跡の始まり 作曲:ピーター・ゲイブリエル 振付:ジョナサン・カサー |
映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』サウンドトラックより 作曲:クレイグ・アームストロング、A・R・ラフマーン 振付:ロヒーン・ワード |
I See Fire 曲:エド・シーラン Groove Is In the Heart 曲:ディー・ライト |
2014-2015[5] | Code Name Vivaldi 曲:ザ・ピアノガイズ 振付:ジョナサン・カサー |
映画『アンナ・カレーニナ』サウンドトラックより 作曲:ダリオ・マリアネッリ 振付:ジョナサン・カサー |
アメイジング・グレイス ボーカル:ザ・テナーズ |
2013-2014[6] | 映画『ソウル・サーファー』サウンドトラックより 作曲:マルコ・ベルトラミ 振付:アレックス・チャン 女海賊、アンジェリカ 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』サウンドトラックより 作曲:ハンス・ジマー |
映画『エビータ』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー 振付:ジョナサン・カサー |
Hope Will Lead Us Onba 曲:バーロウガール 振付:ジョナサン・カサー アメイジング・グレイス ボーカル:ザ・テナーズ |
2012-2013 | コロブチカ 演奏:ボンド |
レッド・ヴァイオリン 演奏:川井郁子 |
What Faith Can Do 曲:カットレス |
2011-2012 | Raga's Dance 演奏:ヴァネッサ・メイ |
赤いけしの花 作曲:レインゴリト・グリエール |
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2010-2011 | 黒い瞳 演奏:アンドレ・リュウ |
マラゲーニャ 作曲:エルネスト・レクオーナ 演奏:101 String Orchestra |
Headphones ボーカル:ブリット・ニコル |
2009-2010 | Happy Valley 演奏:ヴァネッサ・メイ |
Virtuoso 演奏:エドウィン・マートン |
脚注
[編集]- ^ Hicks channels Cohen in short program win
- ^ Hicks to miss rest of season with leg injury
- ^ a b The Inside Edge: Aaron, Settlage announce split
- ^ Gold debuts stunning 'Firebird' free at Glacier Falls
- ^ Weir shows 'human' side at 'EWC' benefit show
- ^ Hicks turns to 'Evita,' Cassar to bring out maturity
参考文献
[編集]- 国際スケート連盟によるコートニー・ヒックスのバイオグラフィー
- 全米フィギュアスケート協会によるコートニー・ヒックスのプロフィール
- コートニー・ヒックスの公式サイト
- コートニー・ヒックス (@courtneynhicks) - X(旧Twitter)
- コートニー・ヒックス (@courtneynhicks) - Instagram