コンテンツにスキップ

コンサートはチューリップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『コンサートはチューリップ』
チューリップライブ・アルバム
リリース
ジャンル ニューミュージック
レーベル ファンハウス
チューリップ ライブ・ アルバム 年表
8.11 PAGODA
(1984年)
コンサートはチューリップ
(1985年)
TULIP FINAL TOUR Well
(1989年)
テンプレートを表示

コンサートはチューリップ』は、チューリップのライブ・アルバム。1985年12月21日発売。

サブタイトルは、『DON'T MISS THE BIGGEST FUN YOU CAN HAVE WITH THE TULIP』。

解説

[編集]

メンバーチェンジにより、第3期に突入した直後の「I Like Party」ツアーの様子を、一部を除いて収録したアルバムである。

同年10月29・30日の渋谷公会堂での演奏が2曲を除いて収録されている。このため、安部俊幸姫野達也が参加していない唯一のライブ・アルバムである。

宇宙路線とは全く違うポップ・ロック路線を打ち出したツアーで、財津和夫がハンドマイクを片手にボーカルをとるなど、変化に富んだ様子を垣間見ることができる。第2期の曲及び、発売直後のアルバム『I Like Party』からの曲が中心だが、第1期の曲もアレンジを替えて披露している。

ツアータイトルについては、年始に第2期のメンバー5人で最後に出演したラジオ番組内で、財津が「チューリップはコンサート、コンサートはチューリップ」と発しており、その時点で既にツアーに向けた動き自体はあったと思われる。

また、当初発売されたジャケット等に目立つ誤植があり(サブタイトルの『YOU CAN HAVE』が『YOU CAN HOW』に、サポートメンバーの鈴川真樹のアルファベット表記、「MASAKI SUZUKAWA」が「MASAAKI SUZUKAWA」となっている)、正誤表の添付、修正用のテープの封入や印刷のし直し等の対応がなされた。

なお、上記の問題があるためか、2021年現在まで1曲を除きCD化はされていない。

収録曲

[編集]

SIDE 1

  1. I Like Party
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
    • 同年発売のアルバムと同じタイトルだが、アルバムには未収録で、このライブ盤しか発表されていない楽曲。
    • 長らくCD化されていなかったが、2007年に初めてファンのリクエストによるコンピレーションアルバム『Request 〜TULIP FAN SELECTION BEST〜』においてCD化された。
    • 冒頭約2分間は開演前のオープニングSEが収録されている。
  2. アイ・アイ・アイ
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  3. 恋は素顔で
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  4. Volume・10

SIDE 2

  1. エジプトの風
    • 作詞/作曲:宮城伸一郎 ボーカル:宮城伸一郎
  2. 虹とスニーカーの頃
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  3. ぼくの愛した犬 どんパ
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  4. 青春の影
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫

SIDE 3

  1. いま確かなこと
    • 作詞/作曲:宮城伸一郎 ボーカル:宮城伸一郎
  2. ハーバー・ヴュー・ホテル
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  3. 涙のパーティー
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  4. 想い出をかくしても
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  5. まるで愛のように
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫

SIDE 4

  1. 愛の迷路
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  2. Shooting Star
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  3. 魔法の黄色い靴
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  4. 夢中さ君に
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
  5. I Like Party
    • 作詞/作曲:財津和夫 ボーカル:財津和夫
    • SIDE 1の1曲目と同じ曲で、実際のライブでも最初と最後に同じ曲を演奏していた。ただし、SIDE 1の1曲目についてはベスト・アルバム等でCD化されているが、このSIDE 4の5曲目のバージョンについては未CD化のままになっている。

クレジット

[編集]

TULIP:

KAZUO ZAITSU: vocal, keyboards

SHINICHIRO MIYAGI: bass, vocal

JUN MATSUMOTO: drums

YOSHIAKI TANNO: keyboards

with supporting musicians:

MASAKI SUZUKAWA: guitar

MITSUO MATSUMOTO: guitar

KEISUKE KIKUCHI: keyboards


Recording STAFF:

PRODUCED BY: Fumie Kaneko (Fun House)

ENGINEERED BY: Toshiyuki “TOPPY” Iiizumi

ASSISTANT ENGINEERS: Katsushi Hatakeyama,

Shuichi Yokoi and Kuniaki Tanaka (SCI)

CHIEF MANAGER: Hiroshi Ichii

EQUIPMENT STAFF: Wataru Shimamura

And Minoru Fujisako

LIVE RECORDED AT: Shibuya Kokaido, October 29, 30, 1985

REMIXED AT: Studio Take One “R” Studio

PROMOTION: Toshifumi Mutoh & His Super Staff (Fun House) and Shinko Music

DESIGN AND PHOTOGRAPHS: Teruhisa Tajima

EXECUTIVE PRODUCER: Masatoshi Hirose


CONCERT STAFF:

STAGE PRODUCER: Eiji Okada (OPRY LAND)

STAGE DIRECTOR: Tetsuro Mishima

LIGHTNING DESIGNER: Mitsumasa Hayashi

LIGHTNING ASSISTANT: Satoshi Itoh (CAT),

 Masashi Miyazawa and Kazuyoshi Takami

SOUND MIXER: Shuzo Fujii

MONITOR OPERATOR: Toshikazu Kohno

P. A. ASSISTANT: Kazuhiro Tsuboi

SCENERY: Yasue Itoh (TAKE OFF)

STAGE CAPRENETER: Toshinobu Fukuda,

Akira Kaneko, Akira Miyagawa

Yoshinori Tamura, (CREATION), (HAIYUZA)

TULIP EQUIPMENT CREW: Wataru Shimamura (CRICKET),Minoru Fujisako and Kyozo Inomata

TRANSPORTATION: (NITTO EXPRESS SERVICE)

Kenichi Hasegawa, Shinichi Morimoto and Koji Abe

TULIP MANAGER: Hiroshi Ichii (CRICKET)

TOUR COORDINATOR: Yoshiko Miyazaki

CRICKET MERCHANDISING: Noriyuki Waga

PRODUCED BY Cricket

I dedicate these records to MOZUKUSU

脚注

[編集]

関連項目

[編集]