コモン・コア・ブースター
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ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーの打ち上げの為にSLC-41の垂直統合施設で持ち上げられるアトラス V AV-021のCCB | |
製造 | ロッキード・マーティン (1998年–2006年) ユナイテッド・ローンチ・アライアンス (2006年以降) |
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開発国 | アメリカ合衆国 |
利用 | アトラス V (第1段) アトラス Vヘビー (補助ロケット, 中止された) GX (第1段, 中止された) |
全体仕様 | |
全高 | 32.46メートル (106.5 ft) |
直径 | 3.81メートル (12.5 ft) |
グロス重量 | 306,914キログラム (676,630 lb) |
エンジン詳細 | |
エンジン | RD-180 1基 |
推力 | 4,152キロニュートン (933,000 lbf) |
燃焼時間 | 253秒間 |
燃料 | LOX/RP-1 |
コモン・コア・ブースター (Common Core Booster, CCB) はアトラス Vの第1段に使用されるモジュラー設計を取り入れたアメリカ合衆国のロケットである。モジュラー構想として、アトラスVヘビーはブースターとして両脇に同形の2本を追加した3本で重量物の打ち上げに対応する構成とされたがキャンセルされた。その他には、CCBを第1段に使用するロケットとして日本のGXロケットがこれを利用するものとして計画されたが2009年末に中止された。
CCBは全長が32.46メートル (106.5 ft)で直径が3.81メートル (12.5 ft)でRP-1と液体酸素を燃焼させるRD-180エンジンが1基使用される[1]。
CCBとRD-180エンジンの試験はマーシャル宇宙飛行センターとロシアのヒムキで実施された。試験は2001年12月に最後のエンジン試験が実施された[2]。CCBを備えたアトラスⅤは2002年8月21日にケープカナベラル空軍基地の41番発射台から最初に打ち上げられた[3]。2015年1月時点においてアトラスⅤは52基が打ち上げられ全て1基のCCBが使用された。[4]
関連項目
[編集]- コモン・ブースター・コア:デルタ IVの1段目に使用される。
- モジュラーロケット
- 発展型使い捨てロケット (EELV)
- 水平統合施設
- ユニバーサル・ロケット・モジュール:ロシアの アンガラの共通コア
- ファルコンヘビー:スペースXファルコン9 の複数コア派生型
脚注
[編集]- ^ Wade, Mark. “Atlas CCB”. Encyclopedia Astronautica. 10 September 2010閲覧。
- ^ “Lockheed Martin's Atlas V RD-180 Engine Successfully Completes Testing Program”. SpaceRef (19 December 2001). 10 September 2010閲覧。
- ^ McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 10 September 2010閲覧。
- ^ Kyle, Ed. “Atlas 5 Launch Record”. Space Launch Report. 7 February 2015閲覧。