コサキンルーの怒んないで聞いて!!
コサキンルーの怒んないで聞いて!! | |
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ジャンル | バラエティ番組 |
構成 |
鶴間政行、君塚良一 舘川範雄、有川周一 楠野一郎 |
ディレクター | 泉屋良樹、十二竜也 |
演出 | 高橋啓志 |
出演者 |
小堺一機 関根勤 ルー大柴 ほか |
ナレーター |
田中信夫 菊池正美、遠藤みやこ |
製作 | |
プロデューサー | 岩原貞雄 |
製作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1993年10月13日 - 1994年3月9日 |
放送時間 | 水曜 19:00 - 19:54 |
放送枠 | ザッツ! |
放送分 | 54分 |
『コサキンルーの怒んないで聞いて!!』(コサキンルーのおこんないできいて)は、1993年10月13日から1994年3月9日までTBS系列局で放送されていたTBS製作のバラエティ番組である。放送時間は毎週水曜 19:00 - 19:54 (日本標準時)、TBS系全国ネットの放送枠『ザッツ!』で放送。
概要
[編集]当時土曜深夜に放送されていたラジオ番組『コサキン怪傑アドレナリン』(TBSラジオ)の企画をそのままテレビ向けにアレンジした番組で、ラジオでMCを担当していた小堺一機と関根勤に加えて二人と縁の深いルー大柴の三人で司会を務めた。構成担当には、ラジオで構成を担当していた鶴間政行、有川周一、舘川範雄、楠野一郎のほか、君塚良一も迎えていた。
主なコーナーに「おはがきカーニバル」、「パチパチ7」、「秀治の部屋」(後に「秀治と嫁さん」へ発展)、「初めての女装コンテスト」などがあった。
提供は『島田弁護協会』や『テレビ進学塾』と同じく雪印乳業をはじめとする雪印グループの単独提供番組として放送。
コーナー概要
[編集]おはがきカーニバル
[編集]視聴者からの投稿ハガキを基に展開する投稿コーナー。本コーナーはさらに各種小コーナーに分かれており[1]、コーナーごとに寄せられたネタハガキを紹介。秀逸な作品には、「諭吉賞」と称して賞金1万円を贈っていた。
小コーナーは、様々な曲のフレーズを使ってネタにする「CD大作戦」(「欽ドン!」の「レコード大作戦」のパクリ。小堺が明言)、2段・3段オチの「絶対ある、絶対ない」「意味ねーベスト3」など、コサキンのラジオ番組から流用したものが主だったが、面白い回文を紹介する「のものもの」(オープニングに野茂英雄(当時近鉄投手)の映像が流れる)は『ラジオはアメリカン』(TBSラジオ)から採用されたコーナーだった。
ネタはゲストに合わせたものが多く、例として離婚直後の明石家さんまや巨乳フーミンなどを取り上げていた。
パチパチ7
[編集]ルーが謎のヒーローパチパチ7に扮してロケを敢行。一般人を参加者に募り、彼らと賞金(賞品)を賭けてゲームをしていた。ロケは毎回7の字が付く場所(○○7丁目、七尾市の和倉温泉など)で行われていた。
ルール
[編集]複数の参加者を横一列に並べ、1から順番に一人一つずつ数字を言っていく。途中で7の倍数・7が付く数字(17、27等)に当たったら、数字を言わずに「パチ」と手を打つ。それらの数字を言った場合は「アウチ」(本コーナーでのアウトの意)となる。テンポを徐々に速くしていき、最後まで残った者が優勝。
2008年ごろに世界のナベアツが披露した「3の倍数と3のつく数のときだけアホになる」というギャグがこのゲームと酷似しているが、ネタの出所は本番組ではない(世界のナベアツの項目を参照)。また、コサキンルーの放送以前にも、英語圏で似たようなルールの「Fizz Buzz」という宴席のゲームが行われている。
初めての女装コンテスト
[編集]女装をしたことがない、してみたいという視聴者を募集、女装をさせてスタジオでその出来を競い合うというコーナーで、ルーが司会を務めていた。優勝者には賞金10万円を贈っていた。
最終回では「芸能人大会」と称して行われ、「秀治と嫁さん」にレギュラー出演していた水谷あつしも参加した。
秀治の部屋
[編集]関根が物真似で得意としている大滝秀治に扮し、秀治と和久井映見との架空の日常を(関根の妄想で)繰り広げるショートコントコーナー。
途中からは秀治がテレビを視聴し、その番組に舞台が移る(関根の物真似による大木凡人の『凡ちゃんの先読み○○』[2]、もしくは小堺が物真似するルパン三世や田中邦衛司会のTVショッピング番組が流れる)。最後に秀治が番組の感想(小堺の物真似が似てない、大木の一発ギャグを黙殺など)を述べてオチ。
秀治と嫁さん
[編集]上記「秀治の部屋」の発展系コメディコントで、関根扮する秀治が息子の嫁・一子に扮した小堺と壮絶な嫁舅バトルを展開。毎週様々な女優がゲストで訪れ、秀治と竜二が飲みに来る居酒屋の女将役を演じていた。
登場人物
[編集]- 秀治
- 演 - 関根勤
- 大物俳優。頑固者で、息子の嫁・一子にいつもいびられている。時には大喧嘩(バスケや雪上ボウリングで対決)することもある。将棋が趣味で、部屋には小物入れを兼ねた将棋の駒(王将)の置物が飾ってある。また、和久井映見のポスターをこっそりと貼っており、「映見ーっ!!」と語りかけるようにポスターと話す。自宅の傍にはいくつも居酒屋が存在しているらしく、夜には場所を変えつつそこで一杯やるのも楽しみの一つ。妻には随分前に先立たれている。
- 一子
- 演 - 小堺一機
- 秀治の息子・柴夫の嫁。舅をまったく敬わないいわゆる鬼嫁で、とことん秀治を邪険にし、夫の柴夫も尻に敷く。秀治の事は「金蔓」くらいにしか思っていない節がある。意外と筋肉質。
- 柴夫
- 演 - ルー大柴
- 秀治の息子で、普通のサラリーマン。気が弱い故に一子に頭が上がらず、秀治と一子の間で右往左往している。
- 守くん
- 演 - えなりかずき
- 謎の少年。大滝家でも、居酒屋でも、スキー場でも、一悶着起きている場面にどこからともなく「ちょっといいですか?」と現れ、解決策を提供してくれる。
- 竜二
- 演 - 水谷あつし
- 秀治が立ち寄る居酒屋に必ず先着していて、独り酒を嗜んでいる。言葉数少なで物静かな二枚目だが、そのキャラクターとは裏腹に、突然素っ頓狂な言動をして、周囲を唖然とさせる事も。何故か大滝一家が行ったスキー場にも現れ、「秀治チーム」として対決に参加していた。名前入りのマイ羽子板を所有している。
ものまねスロット
[編集]番組最後のコーナーで、関根、小堺、ルー、ゲストの持ち回りで「性格、職業、年齢」のスロットを回し、止まった内容をそのまま演じる。スロットが回っている最中はコズモギャング・ザ・ビデオのステージBGMが使用されている。
スタッフ
[編集]- 構成:鶴間政行、君塚良一、舘川範雄、有川周一、楠野一郎
- ナレーター:田中信夫、菊池正美、遠藤みやこ
- イラスト:もりいくすお
- TD:丸山明宏
- カメラ:太田英夫
- VE:島貫洋
- VTR:渡辺和美
- 音声:西村和彦
- 照明:浅田和男
- 編集:山内祥弘、大鐘義彰
- MA:並木丈治、青木有希
- 選曲:山田弘実
- 効果:小作正明
- TK:高橋里奈子
- 美術プロデューサー:河瀬洋男
- 美術デザイナー:西條実
- 美術制作:安田和郎
- 装置:有尾達郎
- 装飾:高橋啓三
- 電飾:小林篤
- 特殊装置:佐藤政仁
- 特殊装飾:福島禎之
- 衣裳:小木田浩次
- メイク:池尾直子
- 持道具:加藤尚美
- スタイリスト:高野いせこ、繁田美千穂
- 協力:TBSラジオ『コサキン快傑アドレナリン』『ラジオはアメリカン』
- 技術協力:TBS-V
- ディレクター:泉屋良樹、十二竜也
- 演出:高橋啓志
- プロデューサー:岩原貞雄
- 制作協力:浅井企画(※クレジット表記なし)
- 製作著作:TBS
脚注
[編集]- ^ もともとは各小コーナーをそれぞれ独立したコーナーとして放送していたが(ベースとなったラジオ番組とほぼ同様の進行構成)各コーナーごとで放送枠を充たせるだけの投稿量が確保できなかったこと、さらにラジオに比べてコーナー枠が少なかったことで放送頻度が少ない企画が出てきてしまったこと(中期以降は「CD大作戦」の放送がほとんどなかった)、加えてこれらの企画がテレビ受けしにくい内容だったため「パチパチ7」「秀治と嫁さん」を新たに立ち上げることになり放送枠確保が必要となったことから集約された。
- ^ 当時放送されていた午後のワイドショー番組「スーパーワイド」の1コーナー「本日発先読み編集局」(コーナー司会は大木)のパロディ。ただしほぼ「○○と△△は、実は同一だった!」というオチに固定されていた。
関連項目
[編集]TBS系列 水曜19:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
楽珍!スポーツ共和国
(1994年5月11日 - 1995年3月15日) |