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コイナダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コイナダム
所在地インドの旗 インド マハーラーシュトラ州サーターラー県
座標北緯17度24分06秒 東経73度45分08秒 / 北緯17.40167度 東経73.75222度 / 17.40167; 73.75222座標: 北緯17度24分06秒 東経73度45分08秒 / 北緯17.40167度 東経73.75222度 / 17.40167; 73.75222
着工1956年
竣工1964年[1]
ダム
ダム型式重力式コンクリートダム [2]
河川コイナ川英語版
堤高103.2 m (339 ft)
堤頂長807.2 m (2,648 ft)
貯水池
総貯水容量2,797,400,000 m3 (2,267,900 acre⋅ft) OR 98.77 tmc ft
湛水面積891.78 km2 (344 sq mi)
発電所
定格出力1,960 メガワット
公式ウェブサイト

コイナダム(Koyna Dam)は、インド西部のマハーラーシュトラ州サーターラー県にある大型ダム重力式コンクリートダム)である。1967年に「コイナ地震英語版」という誘発地震(人造地震)を引き起こしたことで知られる。

コイナ地震

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1967年12月10日、インド西部でM6.3〜M6.5の地震が発生し(震源の深さは6km〜8km)、180人〜200人が死亡したほか、2300余人が負傷した[3][4]コイナ地震英語版と呼ばれるこの地震は、コイナダム(貯水量は28億トン)を造ったことによって引き起こされた「誘発地震」であったと考えられている[5]

コイナダム付近では、1962年の貯水開始後から地鳴りと小さな地震が発生していたが、1967年12月になってついにM6を超える大きな地震が発生[6]、基盤加速度0.63Gを記録し亀裂が生じたのである[2]。同時期にはダムは最高水位に達しており、貯まった水圧によって地震が誘発されたと考えられている[6]。もともとダムの周辺は地震が少ない地域であっただけに、人為的な要因により引き起こされたこの地震は注目を集めた[4]

脚注

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  1. ^ Koyna D05104”. 2 December 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。1 March 2013閲覧。
  2. ^ a b 3.11 震災を踏まえた今後の治水システムに関連する知見・情報の整理 (PDF) P.19
  3. ^ 誘発地震』 - コトバンク
  4. ^ a b 人間が起こした地震”. shima3.fc2web.com. 島村英紀. 2023年4月8日閲覧。
  5. ^ ダムと地震動について (PDF) P.13
  6. ^ a b ダムが地震を起こす”. 週刊プレイボーイ03年7月8日号. 2023年4月8日閲覧。

関連項目

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