コンテンツにスキップ

グレイソン・グレイナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレイソン・グレイナー
Grayson Greiner
デトロイト・タイガース時代
(2019年4月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 サウスカロライナ州コロンビア
生年月日 (1992-10-11) 1992年10月11日(32歳)
身長
体重
6' 6" =約198.1 cm
239 lb =約108.4 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2014年 MLBドラフト3巡目
初出場 2018年5月6日
最終出場 2022年5月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

グレイソン・ジェームズ・グレイナーGrayson James Greiner, 1992年10月11日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州コロンビア出身の元プロ野球選手捕手)。右投右打。

経歴

[編集]

プロ入りとタイガース時代

[編集]

2014年MLBドラフト3巡目(全体99位)でデトロイト・タイガースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA級ウェストミシガン・ホワイトキャップス英語版でプロデビュー。26試合に出場して打率.322、2本塁打、16打点を記録した。

2015年はA+級レイクランド・フライングタイガース英語版でプレーし、89試合に出場して打率.183、3本塁打、21打点を記録した。

2016年はA+級レイクランド、AA級エリー・シーウルブズ、AAA級トレド・マッドヘンズでプレーし、3球団合計で91試合に出場して打率.293、7本塁打、42打点、1盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。

2017年はAA級エリーとAAA級トレドでプレーし、2球団合計で103試合に出場して打率.237、14本塁打、44打点を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[1]

2018年は開幕をAAA級トレドで迎えた。5月4日にメジャー初昇格を果たし[2]、6日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦にて「8番・捕手」で先発出場してメジャーデビュー(結果は4打数1安打)[3]。この年メジャーでは30試合に出場して打率.219、12打点を記録した。

2019年は前年まで正捕手だったジェームズ・マッキャンノンテンダーFAとなり退団したため、正捕手のポジションを獲得するチャンスだったが[4]、腰痛のため6月15日に負傷者リスト入り[5]。メジャー復帰は9月となり[6]、この年は58試合の出場にとどまった。

2020年以降は再びバックアップ捕手の役割に戻り、2020年は18試合、2021年は31試合に出場した。2021年オフの11月29日にFAとなった[7]

ダイヤモンドバックス時代

[編集]

2022年3月14日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]。5月19日にメジャー契約を結びアクティブ・ロースター入りした。しかし、この年は故障もあり、わずか2試合の出場に留まった。オフの11月10日にFAとなった[5]

ツインズ傘下時代

[編集]

2023年1月5日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった(同日中にAAA級セントポール・セインツに配属)。開幕前の3月24日に自由契約となった[5]

ロッキーズ傘下時代

[編集]

2023年3月26日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。開幕はAAA級アルバカーキ・アイソトープスで迎え、20試合に出場し、打率.186、1本塁打、8打点を記録した。5月8日に自身のSNS上で現役引退を発表した[9][10]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2018 DET 30 116 96 9 21 6 0 0 27 12 0 1 0 3 17 0 0 32 0 .219 .328 .281 .609
2019 58 224 208 18 42 5 1 5 64 19 0 0 1 1 13 0 1 70 5 .202 .251 .308 .559
2020 18 55 51 8 6 2 0 3 17 8 0 0 0 0 3 0 1 20 2 .118 .182 .333 .515
2021 31 82 72 7 17 4 0 1 24 7 0 0 1 0 9 0 0 31 0 .236 .321 .333 .654
2022 ARI 2 8 6 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 0 3 0 .167 .375 .167 .542
MLB:5年 139 485 433 42 87 17 1 9 133 46 0 1 2 4 44 0 2 156 7 .201 .275 .307 .582

年度別守備成績

[編集]


捕手(C)






















2018 DET 30 238 12 1 1 .996 3 22 17 5 .227
2019 58 478 23 5 2 .990 4 51 38 13 .255
2020 18 134 4 0 0 1.000 2 10 8 2 .200
2021 31 201 7 2 0 .990 3 20 15 5 .250
MLB 137 1051 46 8 3 .993 12 103 78 25 .243
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 17(2018年 - 2021年)
  • 14(2022年)

脚注

[編集]
  1. ^ Anthony Fenech (2017年11月20日). “Tigers add seven prospects to 40-man roster, sign LHP Ryan Carpenter” (英語). Detroit Free Press. 2019年6月30日閲覧。
  2. ^ Evan Woodbery (2018年5月4日). “Tigers calling up catcher Grayson Greiner after injury to Miguel Cabrera” (英語). MLive.com. 2019年6月30日閲覧。
  3. ^ Detroit Tigers at Kansas City Royals Box Score, May 6, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年6月30日閲覧。
  4. ^ Tigers non-tender McCann, Wilson”. MLB.com (2018年12月1日). 2023年5月15日閲覧。
  5. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2023年5月15日閲覧。
  6. ^ Grayson Greiner 2019 College, Minor, Fall & Winter Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2023年5月15日閲覧。
  7. ^ Grayson Greiner Clears Waivers, Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年11月29日閲覧。
  8. ^ Diamondbacks Sign Grayson Greiner To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年3月19日閲覧。
  9. ^ Darragh McDonald (2023年5月8日). “Grayson Greiner Announces Retirement”. MLB Trade Rumors. 2023年5月15日閲覧。
  10. ^ ggreiner21の2023年5月8日のツイート2023年5月15日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]