グルコノキナーゼ
表示
グルコノキナーゼ(Gluconokinase、EC 2.7.1.12)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 ATP + D-グルコン酸 ADP + 6-ホスホ-D-グルコン酸
従って、この酵素の基質はATP、D-グルコン酸の2つ、生成物はADP、6-ホスホグルコン酸の2つである。 この酵素は転移酵素、特にアルコールを受容体とするホスホトランスフェラーゼに分類される。この酵素の系統名は、ATP:D-グルコン酸 6-ホスホトランスフェラーゼ(ATP:D-gluconate 6-phosphotransferase)である。この酵素は、ペントースリン酸経路に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、6つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1KNQ、1KO1、1KO4、1KO5、1KO8及び1KOFである。
出典
[編集]- COHEN SS (1951). “Gluconokinase and the oxidative path of glucose-6-phosphate utilization”. J. Biol. Chem. 189 (2): 617–28. PMID 14832279.
- LEDER IG (1957). “Hog kidney gluconokinase”. J. Biol. Chem. 225 (1): 125–36. PMID 13416223.
- Narrod SA and Wood WA (1956). “Carbohydrate oxidation by Pseudomonas fluorescens. V. Evidence for gluconokinase and 2-ketogluconokinase”. J. Biol. Chem. 220 (1): 45–55. PMID 13319325.
- SABLE HZ, GUARINO AJ (1952). “Phosphorylation of gluconate in yeast extracts”. J. Biol. Chem. 196 (1): 395–402. PMID 12980980.