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クロード・ワイズバッシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロード・ワイズバッシュ
Claude Weisbuch
生誕 (1927-02-08) 1927年2月8日
フランスの旗 フランスティオンビルフランス語版
死没 (2014-04-13) 2014年4月13日(87歳没)
フランスの旗 フランスパリ
国籍 フランスの旗 フランス
職業 画家
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クロード・ワイズバッシュ: Claude Weisbuch1927年2月8日 - 2014年4月13日[1][2])はフランス画家である。戦後のヨーロッパ具象画壇を代表する画家の一人である。

人物や馬などを鋭く素描する表現主義的傾向の作品は、音楽・歴史・演劇などのテーマをセピア調の色彩で完成させており、その作品は世界各地の美術館に所蔵されている。

現代具象画壇にあってヨーロッパの正統派をくむ一人と言われ、知識人の代表的存在でもある。

生涯

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1927年2月8日フランスのティオンビルに生まれる。

ナンシー国立美術学校フランス語版に学ぶ。

1957年頃から青年絵画展、パリ・ビエンナーレフランス語版エコール・ド・パリ展、サロン・ドートンヌ、時代証人画家展などに参加し、国際的に評価されるようになった。

1961年に名誉あるフランスのクリティック賞を受賞し、以降エルベ画廊と契約を結び連作の個展を開いていった。暗い色彩と鋭い感覚で人物を表現主義的に描いた。

1968年にはフランス版画家協会フランス語版の専任会員に任命される[3]

日本との関わりも深く、1970年ベートーベンをテーマにしたワイズバッシュ展を東京と大阪で開催。1973年には画家をテーマにしたワイズバッシュ展を東京で開催。

1981年第20回国際形象展に「略奪」「騎手」「ミュージシャン」を出品する。

晩年までサン=テティエンヌ国立美術大学フランス語版の教授として教鞭をとった[4]

2014年4月13日、パリにて逝去。

主な収蔵先

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(この節の出典:[5]

脚注

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  1. ^ matchID - Moteur de recherche des décès”. deces.matchid.io. 2025年2月19日閲覧。
  2. ^ Malgré son extraordinaire vitalité jusqu’au dernier jour, le dessinateur et graveur nancéien, élève des Beaux-Arts, est décédé à l’âge de 87 ans à Paris. Très populaire au Japon, il était un dessinateur et graveur majeur du XXe siècle. Claude Weisbuch tire un trait” (フランス語). www.estrepublicain.fr (2014年4月16日). 2025年2月19日閲覧。
  3. ^ Bénézit Dictionary. 14. Gründ. (1999). p. 518 
  4. ^ Weisbuch, Claude” (英語). Benezit Dictionary of Artists. doi:10.1093/benz/9780199773787.article.b00195610. 2025年2月19日閲覧。
  5. ^ WEISBUCH” (英語). l'Estampe. 2025年2月19日閲覧。
  6. ^ 山美のフランス絵画すべて見せます 吉野石膏コレクション・服部コレクション”. 山形美術館. 2025年2月19日閲覧。