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クローサー (ジョイ・ディヴィジョンのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『クローサー』
ジョイ・ディヴィジョンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1980年3月18日-30日
ジャンル ポストパンクゴシック・ロック
時間
レーベル ファクトリー・レコード
プロデュース マーティン・ハネット
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(ニュージーランド[1]
  • 6位(イギリス[2]
  • ジョイ・ディヴィジョン アルバム 年表
    アンノウン・プレジャーズ
    (1979年)
    クローサー
    (1980年)
    スティル
    (1981年)
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    イタリアのスタリエーノ記念墓地にあるアッピアーニ家の墓。1910年にデメトリオ・パエルニオによって彫刻された。この墓の写真が『クローサー』のジャケットを飾っている。

    クローサー』(Closer)は、1980年7月18日に発売されたジョイ・ディヴィジョンの2枚目のアルバムにして最後のオリジナル・アルバムである。

    概要

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    1980年5月にイアン・カーティスが自殺した後に、ファクトリー・レコードから発売されたアルバム。後に、未発表テイクとバーミンガム大学で行われたコンサートの音源で構成された『スティル』(1981年10月)や、編集盤がリリースされることになるが、スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては本作が最後となる。最高位は、全英アルバムチャート第6位。

    プロデューサーはマーティン・ハネット

    アルバム・タイトルの「Closer」には、「閉じるもの」及び「より近い」という意味がある。アルバム・ジャケットは、マーティン・アトキンスとピーター・サヴィルによってデザインされたもので、イタリアジェノヴァにあるアッピアーニ家の墓所の写真が使用されている。これらのタイトルやアートワークはイアンの死を予感させるもので、ピーター・フックは「事実をすべて知ったとき、このアルバムを見返して、何もかもに鳥肌がたってしまった」と語っている。

    1曲目の収録曲である「Atrocity Exhibition」は、J・G・バラードの短編集『残虐行為展覧会』から名付けられた。

    ピッチフォークが2002年に選出した「Top 100 Albums of the 1980s」では10位にランク・イン[3]

    ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において309位に選ばれている[4]

    収録曲

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    1. アトロシティ・エクシビション - "Atrocity Exhibition" - 6:06
    2. アイソレーション - "Isolation" - 2:53
    3. パスオーヴァー - "Passover" - 4:46
    4. コロニー - "Colony" - 3:55
    5. エイ・ミーンズ・トゥ・アン・エンド - "A Means to an End" - 4:07
    6. ハート・アンド・ソウル - "Heart and Soul" - 5:51
    7. 24時間 - "Twenty Four Hours" - 4:26
    8. ジ・エターナル - "The Eternal" - 6:07
    9. デケイズ - "Decades" - 6:10

    脚注

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    外部リンク

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