クローサー (ジョイ・ディヴィジョンのアルバム)
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『クローサー』 | ||||
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ジョイ・ディヴィジョン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポストパンク、ゴシック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ファクトリー・レコード | |||
プロデュース | マーティン・ハネット | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョイ・ディヴィジョン アルバム 年表 | ||||
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クローサー(Closer)は、1980年7月18日に発売されたジョイ・ディヴィジョンの2枚目のアルバムにして最後のオリジナルアルバムである。
概要
[編集]1980年5月にイアン・カーティスが自殺した後に、ファクトリー・レコードから発売されたアルバム。後に、未発表テイクとバーミンガム大学で行われたコンサートの音源で構成された『スティル』(1981年10月)や、編集盤がリリースされることになるが、スタジオ録音のオリジナル・アルバムとしては本作が最後となる。最高位は、全英アルバムチャート第6位。
プロデューサーはマーティン・ハネット。
アルバムタイトルの"Closer"には、「閉じるもの」及び「より近い」という意味がある。アルバムジャケットは、マーティン・アトキンスとピーター・サヴィルによってデザインされたもので、イタリアのジェノヴァにあるアッピアーニ家の墓所の写真が使用されている。これらのタイトルやアートワークはイアンの死を予感させるもので、ピーター・フックは「事実をすべて知ったとき、このアルバムを見返して、何もかもに鳥肌がたってしまった」と語っている。
1曲目の収録曲である"Atrocity Exhibition"は、J・G・バラードの短編集『残虐行為展覧会』から名付けられた。
Pitchfork Mediaが2002年に選出したTop 100 Albums of the 1980sでは10位にランク・イン[3]。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において309位に選ばれている[4]。
収録曲
[編集]- アトロシティ・エクシビション - Atrocity Exhibition - 6:06
- アイソレーション - Isolation - 2:53
- パスオーヴァー - Passover - 4:46
- コロニー - Colony - 3:55
- エイ・ミーンズ・トゥ・アン・エンド - A Means to an End - 4:07
- ハート・アンド・ソウル - Heart and Soul - 5:51
- 24時間 - Twenty Four Hours - 4:26
- ジ・エターナル - The Eternal - 6:07
- デケイズ - Decades - 6:10
脚注
[編集]- ^ charts.org.nz - Joy Division - Closer
- ^ ChartArchive - Joy Division
- ^ Staff Lists: Top 100 Albums of the 1980s | Features | Pitchfork
- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。