クリス・コースト
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ノースダコタ州ファーゴ |
生年月日 | 1973年2月4日(51歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 215 lb =約97.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 1999年 ドラフト外でピッツバーグ・パイレーツ入団。 |
初出場 | 2006年5月26日 |
最終出場 | 2009年10月2日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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監督歴
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この表について
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クリストファー・ロバート・コースト(Christopher Robert Coste 、1973年2月4日 - )は、アメリカ合衆国ノースダコタ州ファーゴ出身の元プロ野球選手(捕手)。右投右打。
独立リーグ時代の1997年に自伝「Hey... I'm Just the Catcher」を出版し、2008年3月にメジャー昇格までの自伝「The 33-Year-Old Rookie」を出版した[1]。
経歴
[編集]1995年に独立リーグ・プレーリー・リーグのブランドン・グレイオウルズでプロ生活を始め、1996年5月1日にアメリカン・アソシエーションのファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスと契約[2]。1998年11月13日にドラフト外でピッツバーグ・パイレーツと契約したが、1999年4月5日にパイレーツを解雇され、5月1日にレッドホークスに復帰[2]。
1999年11月16日にクリーブランド・インディアンスと契約[2]。2002年には3Aのバッファロー・バイソンズで打率.318などの活躍でチームのMVPに選出されたが[3]、骨折をしたためメジャー昇格はならなかった[4]。2003年はボストン・レッドソックス、2004年はミルウォーキー・ブルワーズのマイナー球団に在籍し、2004年10月29日にフィラデルフィア・フィリーズと契約[2]。
2006年のスプリング・トレーニングで打率.463を記録するなど活躍したためロースター入りが確実と思われていたが、開幕2日前の4月1日にトレードでデビッド・デルーチが加入したため、ロースターから外され開幕を3Aのスクラントン・ウィルクスバリ・レッドバロンズで迎えた[4]。レッドバロンズでは打率.177と低迷していたが、正捕手のマイク・リーバーサルの故障者リスト入りやアレックス・ゴンザレスの現役引退に伴い、5月21日にメジャー昇格[5]。5月26日にメジャーデビューを果たした。6試合安打がなかったが、6月16日にメジャー初安打を記録。この安打以降打率は上昇。63試合に出場し、打率.328の成績でシーズンを終えた。
2007年は開幕をマイナーで迎え、ライアン・ハワードの故障者リスト入りに伴い、5月12日にメジャーに昇格したが、ハワードが5月25日に故障からの復帰に伴い、2Aに降格[6]。6月28日にジェイソン・ワースの故障者リスト入りに伴いメジャーに復帰[7]してからはマイナーに降格することなくメジャーで出場した。
2008年はカルロス・ルイーズの控え捕手として出場。4・5月の月間打率は.320を上回っていたが、6月以降は.270を下回った。
2009年7月10日、ウェーバー公示後にヒューストン・アストロズに移籍[8]。
2009年12月3日にニューヨーク・メッツと契約し、2010年3月29日にウェイバー公示を経てワシントン・ナショナルズに移籍[8]。6月5日にリリースされた[8]。この年限りで現役を引退。
引退後は母校のコンコーディア大学のコーチや解説者を経て、2018年より古巣のファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスのコーチに就任。2020年より暫定監督。2021年より正式に監督に就任した[9]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2006 | PHI | 65 | 213 | 198 | 25 | 65 | 14 | 0 | 7 | 100 | 32 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 1 | 5 | 31 | 6 | .328 | .376 | .505 | .881 |
2007 | 48 | 137 | 129 | 15 | 36 | 3 | 0 | 5 | 54 | 22 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 1 | 2 | 20 | 1 | .279 | .311 | .419 | .730 | |
2008 | 98 | 305 | 274 | 28 | 72 | 17 | 0 | 9 | 116 | 36 | 0 | 1 | 3 | 2 | 16 | 1 | 10 | 51 | 7 | .263 | .325 | .423 | .748 | |
2009 | 45 | 118 | 102 | 12 | 25 | 8 | 0 | 2 | 39 | 8 | 0 | 0 | 1 | 0 | 14 | 1 | 1 | 27 | 2 | .245 | .342 | .382 | .724 | |
HOU | 43 | 112 | 103 | 3 | 21 | 5 | 0 | 0 | 26 | 10 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 | 28 | 3 | .204 | .259 | .252 | .511 | |
'09計 | 88 | 230 | 205 | 15 | 46 | 13 | 0 | 2 | 65 | 18 | 0 | 0 | 1 | 1 | 22 | 1 | 1 | 55 | 5 | .224 | .301 | .317 | .618 | |
MLB:4年 | 299 | 885 | 806 | 83 | 219 | 47 | 0 | 23 | 335 | 108 | 0 | 1 | 6 | 3 | 52 | 4 | 18 | 157 | 19 | .272 | .329 | .416 | .744 |
背番号
[編集]- 27(2006年 - 2009年途中)
- 41(2009年途中 - 同年終了)
脚注
[編集]- ^ Coste, Chris (2008-03-18). The 33-Year-Old Rookie. Ballantine Books. ISBN 978-1400066865
- ^ a b c d “Chris Coste Transactions” (英語). The Baseball Cube. 2009年2月16日閲覧。
- ^ 杉浦大介 「連載企画 カルトヒーローを探せ! 第6回フィラデルフィア・フィリーズ編 クリス・コースト」『月刊スラッガー』2008年10月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-10、67 - 69頁。
- ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、267頁頁。ISBN 978-4-331-51213-5。
- ^ Mandel, Ken (2006年5月21日). “Notes: Coste gets the call to MajorsVeteran Minor Leaguer takes Gonzalez's spot on roster” (英語). MLB.com. 2009年2月16日閲覧。
- ^ “Philadelphia Phillies Transactions May 2007” (英語). MLB.com. 2009年2月17日閲覧。
- ^ “Philadelphia Phillies Transactions June 2007” (英語). MLB.com. 2009年2月17日閲覧。
- ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2021年6月2日閲覧。
- ^ “CHRIS COSTE OFFICIALLY NAMED AS REDHAWKS MANAGER”. Fargo-Moorhead RedHawks (2021年4月21日). 2021年6月2日閲覧。