クプサビニィ語
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クプサビニィ語 | |
---|---|
Sabiny | |
クプサビニィ語はウガンダで話されている。 | |
話される国 | ウガンダ |
創案時期 | 2002年 国勢調査 |
民族 | Sebei people |
話者数 | 181,000人 |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
言語コード | |
ISO 639-3 |
kpz |
Glottolog |
kups1238 [1] |
クプサビニィ語(Kupsabiny)、サビニィ語(Sabiny)、セベイ(Sebei)は、ウガンダ東部のカレンジン語の言語の一つである。
分類
[編集]クプサビニィ語とその他の12の言語がナイル諸語の南ナイル諸語を構成する。クプサビニィ語と最も近縁な言語はサバオット語であり、ケニアとの国境地帯で話されている[2]。
話者
[編集]現在の話者は18万人ほどであり、ほとんどがネイティブスピーカーであるが、話者数が増加しつつあり、この言語が発展していると思われる[3]。主にSebei peopleにより話されているが、コミュニケーションのレベルをさらに高めるために多くの初等学校で教えられている。
言語
[編集]この言語は専らウガンダで話され、ネイティブスピーカーはウガンダに住む民族のSebei peopleである。この言語はナイル諸語に含まれ、その他の多くがナイロートの言語である。音色が高く、9の母音と14の子音が存在し、1975年からラテン文字で書かれている(2010年改訂)。初等学校で教えられ、ウガンダ全体でのコミュニケーションを支援するためにリテラシーキャンペーンに後押しされている[4]。
音韻
[編集]13の子音が存在する。
唇音 | 歯茎音 | 硬口蓋音 | 軟口蓋音 | |
---|---|---|---|---|
破裂音 | p | t | c | k |
摩擦音 | s | |||
鼻音 | m | n | ɲ | ŋ |
側面音 | l | |||
R音 | ɾ | |||
接近音 | w | j |
子音の異音が様々に存在する。
唇音 | 歯茎音 | 硬口蓋音/ | 軟口蓋音 | ||
---|---|---|---|---|---|
破裂音 | voiceless | p, [b] | t, [tʰ, d] | c, [tʃ, tʃʼ, dʒ] | k, [kʰ, ɡ] |
清濁 | |||||
摩擦音 | voiceless | s, [ʃ, z] | |||
清濁 | |||||
鼻音 | m | n | ɲ | ŋ | |
側面音 | l | ||||
R音 | ɾ, [r] | ||||
接近音 | w | j |
6の母音が存在する。
前舌母音 | 中舌母音 | 後舌母音 | |
---|---|---|---|
狭母音 | i | u | |
中央母音 | e | o | |
ɔ | |||
広母音 | a |
母音は以下の通り。括弧内は短い、長い母音の異音。
前舌母音 | 中舌母音 | 後舌母音 | ||
---|---|---|---|---|
狭母音 | i | u | ||
[ɪ] | [ʊ] | |||
中央母音 | e | [ɤ] | o | |
[ɛ] | [ʌ] | ɔ | ||
広母音 | [æ] | |||
a | [ä] |
トーンの高い、半ば、低いが明確である[5]。
注釈
[編集]- ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Kupsabiny”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History
- ^ Distefano, John Albert (1985). The precolonial history of the Kalenjin of Kenya: a methodological comparison of linguistic and oral traditional evidence
- ^ “Where on earth do they speak Kupsabiny?”. www.verbix.com. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “Kupsapiiny”. Ethnologue 2021年3月15日閲覧。
- ^ O'Brien, Richard; Cuypers, Wim A.M. (1975). A descriptive sketch of the grammar of Sebei. Washington, D. C.: Georgetown University Press