クセロPDF
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開発元 | クセロ |
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最新版 | |
対応OS | Microsoft Windows 2000, XP x86, Vista x86 |
種別 | PDF ライター |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | クセロPDF2 |
クセロPDFとはクセロが開発した日本語対応のPDF生成プリンタドライバで、仮想プリンタとして機能する。関連製品として、有償の「瞬簡PDF作成」などがある。なお、株式会社クセロの事業は、2009年4月にアンテナハウス社に譲渡[1]され、「瞬簡PDF作成」はアンテナハウスから販売されている[2]。
制限事項
[編集]無償で利用できるが、以下のような制限事項がある。
- 初回実行時にシリアルナンバーが求められるため、クセロ社ウェブページにてユーザー登録をする必要があった。但し、無償配布とシリアルナンバーの発行は既に終了しているため、新規の利用開始はできない。
- PDF出力時に広告画面が表示される。
- ユーザーサポートが利用できない。
特徴
[編集]クセロ独自開発のクセロPDFDriverの技術を使用しているため、アドビのAcrobatのインストールの有無に関わらずPDFを作成することができる。
通常の文章をクセロPDFでPDFファイルに変換した場合、Acrobatなどで作成された通常のPDFと同じくAdobe Readerで開いたときに文章を選択・コピー可能である。
ファイルに閲覧制限・印刷制限・抽出制限・パスワードの設定などのセキュリティを施すことができる。セキュリティレベルは「高(128ビット)」ないし「低(40ビット)」のRC4暗号化が利用可能である。
標準で出力されるPDFのバージョンは1.3(Acrobat 4.0以降)である。ただしセキュリティレベル「高」を設定のうえ出力した場合に限り、PDFバージョンは1.4(Acrobat 5.0以降)となる。
OCR機能がないため、画像をスキャナで読み取ってPDFにした場合には他のPDF作成アプリケーションと同様に文章のコピーは出来ない(透明テキストが埋めこまれないため)。そのため、そのような用途の場合には別途OCRソフトを利用して透明テキストを埋めこむ必要がある。
TrueTypeフォントを埋め込むことができるが、OpenTypeフォントは正常に埋め込むことができない。
クセロPDF2
[編集]2007年7月25日に、Windows Vistaに対応した「クセロPDF2」をリリースした。従来のクセロPDFと比べて、PDF生成速度が平均200%以上アップするものとアナウンスしている。
PDF出力時に製品のPRサイトを表示するため、インターネットに接続していないコンピューターでは使用できない。過去のバージョンではPDF出力時にローカルフォルダにインストールされたHTMLファイルの広告画面が表示され、インターネットに接続していないコンピュータでも使用できた。
関連製品
[編集]- 瞬簡PDF→瞬簡PDF作成(PDFライター)
- 瞬簡PDF Plus(PDFビューア、PDFライターのセット):現在は販売終了。「瞬簡PDF Plus3」が最終リリース。
- 無償配布を終了した製品