キーノ和歌山
キーノ和歌山(キーノわかやま)は、南海電気鉄道和歌山市駅を中心に、オフィス棟(南海和歌山市駅ビル)、駐車場棟、商業棟、ホテル棟、公益施設棟(和歌山市民図書館)からなる複合施設である[1]。
歴史
[編集]- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)6月 - 駐車場棟が竣工。
- 2019年(令和元年)
- 8月 複合施設全体の名称「キーノ和歌山」を発表[1]
- 12月19日 - 公益施設棟の和歌山市民図書館が一部開館。
- 2020年(令和2年)
- 6月5日 - 商業ゾーンがグランドオープン[4]、公益施設棟の和歌山市民図書館が全面開館。
- 2020年(令和2年)7月3日 - ホテル棟にカンデオホテルズ南海和歌山がオープン[5]。
オフィス棟
[編集]和歌山市駅再開発の第1期計画として南海の単独事業により建てられた[6]。南海和歌山市駅ビルとも呼ばれる。設計は竹中工務店大阪一級建築士事務所、施工は竹中工務店・南海辰村建設共同企業体[7]。
7階建てで、1階と2階には三井住友信託銀行和歌山支店が、3階から7階にオフィステナントが入り[8]、5階には総務省統計局の統計データ利活用センターと[9]、和歌山県データ利活用推進センターがある[10]。
駐車場棟
[編集]和歌山市駅再開発の第2期計画として、南海と和歌山市などが共同実施した「和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業」により建てられた[11]。
1階に和歌山市の「市駅前原動機付自転車駐車場」が入り[12]、2階から屋上は南海和歌山市駅駐車場となっている[13]。
公益施設棟
[編集]和歌山市駅再開発の第2期計画として、南海と和歌山市などが共同実施した「和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業」により建てられた後[11]、和歌山市が買い取った[14]。
和歌山市民図書館及びその指定管理の目的外使用となる蔦屋書店とスターバックス コーヒー 蔦屋書店 和歌山市民図書館店[15]のほか、中2階には市駅前自転車駐車場(駐輪場)[16]、4階に一般社団法人 市駅グリーングリーンプロジェクトが運営する和歌山市地域子育て支援拠点施設「育ちのえき くすの木」を設置している[17][注釈 1]。
商業棟
[編集]キーノ和歌山・商業ゾーン KINO WAKAYAMA | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒640-8203 和歌山県和歌山市東蔵前丁39 |
座標 | 北緯34度14分11.1秒 東経135度10分0.5秒 / 北緯34.236417度 東経135.166806度座標: 北緯34度14分11.1秒 東経135度10分0.5秒 / 北緯34.236417度 東経135.166806度 |
開業日 | 2020年6月5日 |
正式名称 | キーノ和歌山 |
施設所有者 | 南海電気鉄道 |
施設管理者 | 南海電気鉄道 |
店舗数 | 29店 |
営業時間 |
10:00 - 21:00(物販) 11:00 - 22:00(カフェ・レストラン) |
駐車台数 | 343台 |
最寄駅 | 和歌山市駅 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
概要
[編集]和歌山市駅再開発の第2期計画として、南海と和歌山市などが共同実施した「和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業」により建てられた[11]。商業棟はホテル棟の1階から3階までとともに商業ゾーンを構成する。商業棟の屋上階は駐車場となっており、駐車場棟と通路でつながっている。
商業ゾーンは南海電気鉄道が運営するショッピングモールである。1階には和歌山県としては初となるマツモトキヨシが出店し、47都道府県すべてで出店した[20]。
店舗
[編集]- 1階
- 2階 THE FOOD HOOL
- そば うどん 信濃路
- 海鮮れすとらん 勘八屋
- 蒸しダイニング musumusu
- きた川 牛侍
- セントラルパーク
- 厚切りとんかつ よし平
- KISHU CHAYA 玉林園
- ギャートル
- 太平洋酒場
- 平和酒店(平和酒造のコンセプトショップ)
- デザイ工
- 保険クリニック
- 大和証券 和歌山支店
- 3階 “美と健康”のフロア
- 和歌山ブラストクリニック
- 医療法人英悠会 眼科松本クリニック市駅院(2020年10月31日をもって一時休院[21])
- あづみの歯科
- フタツカ薬局
- 内科・生活習慣病くらしクリニック
- ナチュラルガーデン
- ジール インスタイル
- セントラルスポーツジムスタ24
- Apple美容サロン×鍼灸整骨院アップル
- 快活CLUB
ホテル棟
[編集]和歌山市駅再開発の第2期計画として、南海と和歌山市などが共同実施した「和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業」により建てられた[11]。12階建てで4階以上に「カンデオホテルズ南海和歌山」が入る。1階から3階までは商業棟とともに商業ゾーンを構成する。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『【和歌山市駅活性化計画第2期】 ①複合施設全体の名称を「キーノ和歌山」に決定! ②商業ゾーン・ホテル、2020年4月下旬開業決定!』(プレスリリース)南海電気鉄道株式会社、2019年8月8日 。
- ^ 『和歌山市駅活性化計画(第1期)オフィス棟「南海和歌山市駅ビル」が竣工いたします』(PDF)(プレスリリース)南海電気鉄道株式会社、2017年3月10日 。
- ^ 『和歌山市駅の改札口を2階から1階に移設します』(PDF)(プレスリリース)南海電気鉄道株式会社、2017年6月8日 。
- ^ 『キーノ和歌山・商業ゾーン 2020年6月5日(金)、グランドオープンします!』(PDF)(プレスリリース)南海電気鉄道株式会社、2020年5月15日 。
- ^ 『「カンデオホテルズ南海和歌山」7月3日オープン決定』(プレスリリース)株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント、2020年6月3日 。
- ^ “和歌山)南海和歌山市駅、オフィス棟が完成”. 朝日新聞. (2017年3月15日)
- ^ “南海和歌山市駅ビル”. 近代建築 (近代建築社): 85-89. (2017-09).
- ^ “和歌山市駅にオフィス棟を建設/第2期は市民図書館や商業施設など整備/南海電気鉄道”. 建設ニュース (2015年5月19日). 2020年7月31日閲覧。
- ^ “統計データ利活用センター”. 総務省. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “和歌山県データ利活用推進センター”. 和歌山県. 2020年7月31日閲覧。
- ^ a b c d “和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業”. 近代建築 (近代建築社): 140-146. (2020-08).
- ^ “施設案内 市駅前原動機付自転車駐車場”. 和歌山市 (2020年6月24日). 2020年7月31日閲覧。
- ^ “南海和歌山市駅駐車場”. 南海電鉄. 2020年7月31日閲覧。
- ^ 日向咲嗣 (2019年8月31日). “和歌山市、「94億円税金投入」ツタヤ図書館含む再開発に疑惑浮上…地元企業が次々廃業の恐れ”. Business Journal. 2020年9月17日閲覧。
- ^ “蔦屋書店 和歌山市民図書館店”. スターバックス コーヒー ジャパン. 2020年7月31日閲覧。
- ^ “施設案内 市駅前自転車駐車場”. 和歌山市 (2020年6月24日). 2020年7月31日閲覧。
- ^ “和歌山市地域子育て支援拠点施設 「育ちのえき くすの木」開設!”. 市駅GGP (2021年4月1日). 2021年5月7日閲覧。
- ^ “和歌山市地域子育て支援拠点施設”. 和歌山市 (2020年10月28日). 2021年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月7日閲覧。
- ^ “和歌山市地域子育て支援拠点施設”. 和歌山市 (2020年6月25日). 2020年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月19日閲覧。
- ^ 『マツモトキヨシがドラッグストア初の“全都道府県制覇” 和歌山県に出店で』(プレスリリース)WWD JAPAN.com、2020年6月8日 。2020年6月8日閲覧。
- ^ “眼科松本クリニック”. 2021年9月1日閲覧。