キーウィ (掃海艇)
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キーウィ (HMNZS Kiwi) はニュージーランド海軍の掃海艇。バード級。
リースのHenry Robb社で建造[1]。1941年7月7日進水[2]。同年10月20日就役[2]。
1942年1月1日に「キーウィ」は船団と共にグリーノックより出航[2]。5月21日にオークランドに着いた[2]。
ソロモン諸島の戦いの開始後、ヌメア配備となった[3]。12月12日、「キーウィ」と掃海艇「Matai」、「モア」、「トゥイ」はエスピリツサントより出航[4]。12月15日にツラギに着き、以後ソロモン諸島水域で活動する[4]。
1943年1月、「キーウィ」は日本軍と誤認されてアメリカ魚雷艇「PT-45」から雷撃を受けた[5]。「PT-45」は魚雷2本を発射したが、外れた[5]。
同月29から30日の夜、「モア」とともにガダルカナル島カミンボ湾沖を哨戒中であった「キーウィ」はソナーで潜水艦を探知し、爆雷攻撃を実施[6]。浮上し逃走を図る潜水艦と2隻は撃ち合い、それから「キーウィ」は3度体当たりを行った[7]。体当たりで損傷した「キーウィ」は撤収し、「モア」が戦闘を続行[8]。潜水艦は座礁した[9]。その潜水艦は日本の「伊1」であった[10]。
「キーウィ」はオークランドで修理を受け、その後は再びソロモン諸島に戻った[1]。また、スバ配備にもなっている[11]。
1943年5月24日にはオークランドからヌメアへ向かう途中でアメリカ船「J. B. Weater」から砲撃されて損傷した[5]。
1945年5月に「キーウィ」はニュージーランドに戻った[11]。同年、予備役となる[1]。何度か練習艦として再就役した後、1964年に売却され、その後解体された[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d HMNZS Kiwi & Moa — National Museum of the Royal New Zealand Navy(2022年5月26日閲覧)
- ^ a b c d The Royal New Zealand Navy, p. 203
- ^ The Royal New Zealand Navy, p. 266-267
- ^ a b The Royal New Zealand Navy, p. 267
- ^ a b c Friend or Foe, p. 32
- ^ The Royal New Zealand Navy, p. 307
- ^ The Royal New Zealand Navy, p. 307-308
- ^ The Royal New Zealand Navy, p. 308
- ^ The Royal New Zealand Navy, p. 308-309
- ^ The Royal New Zealand Navy, p. 309
- ^ a b The Royal New Zealand Navy, p. 335
参考文献
[編集]- S. D. Waters, The Royal New Zealand Navy, Historical Publications Branch, 1956
- Paul Kemp, Friend or Foe: Friendly Fire at Sea 1939-1945, Leo Cooper, 1995, ISBN 0-85052-385-0