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キャム・ウォード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャム・ウォード
Cam Ward
基本情報
ポジション クォーターバック
生年月日 (2002-03-25) 2002年3月25日(22歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州ウエストコロンビア
身長: 6' 2" =約188cm
体重: 223 lb =約101.2kg
経歴
高校 コロンビア高等学校
大学 インカーネイト・ワード大学英語版
ワシントン州立大学
マイアミ大学
受賞歴・記録
その他受賞・記録
  • デイビー・オブライエン賞 (2024)
  • マニング賞 (2024)
  • ウォルター・キャンプ賞 (2022)
  • ACC最優秀選手賞 (2024)
  • コンセンサスオールアメリカン (2024)
  • オールACCファーストチーム (2024)
  • SLC最優秀攻撃選手賞 (2021)
  • ジェリー・ライス賞 (2020)
  • SLC最優秀新人選手賞 (2020)
  • オールSLCセカンドチーム (2021)
  • オールSLCサードチーム (2020)

キャメロン・アンソニー・ウォードCameron Anthony Ward, 2002年3月25日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ウエストコロンビア出身のアメリカンフットボール選手。ポジションはクォーターバック

経歴

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ハイスクール

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高校3年目のシーズンに1,070パス獲得ヤード、7つのパッシングTDを記録[1]。4年目のシーズンはチームの戦術により、1試合平均のパス試投数がわずか12本だった[2]

カレッジ

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インカーネイト・ワード

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唯一奨学金のオファーがあったインカーネイト・ワード大学英語版へ進学。1年目の2020年シーズンから先発を務めた[3]

2021年シーズンは13試合に出場して4,648パス獲得ヤード、47のパッシングTD、10のインターセプトを記録し、サウスランド・カンファレンスの最優秀攻撃選手賞を受賞した[4]。シーズン終了後、転校することを発表した[5]

ワシントンステート

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2022年1月10日にワシントン州立大学へ転校した[6]

2023年シーズンは12試合に出場して3,735パス獲得ヤード、25のパッシングTD、7つのインターセプトを記録した。シーズン終了後に2024年のNFLドラフトへエントリーしたが、後にこれを撤回してマイアミ大学へ転校した[7]

マイアミ

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2024年シーズンはチームを10勝2敗の好成績に導いたが、シラキュース大学とのレギュラーシーズン最終戦に敗れたため、チームはACCチャンピオンシップおよびカレッジフットボール・プレーオフに出場することができなかった。ACC最優秀選手賞、カレッジで最も優れたクォーターバックに贈られるデイビー・オブライエン賞、マニング賞を受賞し、ハイズマン賞の投票では4位だった[8]。レギュラーシーズン終了後のポップ=ターツボウル英語版ではアイオワ州立大学と対戦し、前半だけで3つのパッシングTDを記録した。しかし、後半は怪我のリスクを避けるため出場せず、チームは逆転負けを喫してしまったため、この決断は一部のコメンテーターやファンから批判された[9]

個人成績
シーズン チーム 試合 パス ラン
出場 先発 記録 成功
回数
試投
回数
成功
確率
獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
TD Int レー
ティ
ング
回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
TD
2020 インカーネイト
ワード
6 6 3−3 183 303 60.4 2,260 7.5 24 4 146.5 38 2 0.1 2
2021 13 13 10–3 384 590 65.1 4,648 7.9 47 10 154.2 74 65 0.9 1
2022 ワシントン
ステート
13 13 7−6 320 497 64.4 3,231 6.5 23 9 130.6 107 58 0.5 5
2023 12 12 5−7 323 485 66.6 3,735 7.7 25 7 145.4 120 144 1.2 8
2024 マイアミ 13 13 10–3 305 454 67.2 4,313 9.5 39 7 172.2 60 204 3.4 4
通算[10] 57 57 35−22 1,515 2,329 65.0 18,137 7.8 158 37 149.9 402 469 1.2 20

脚注

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  1. ^ Luca, Greg (March 19, 2021). “UIW's Cam Ward stands out through 'remarkable' transition to earn Jerry Rice Award”. San Antonio Express-News. 2025年2月19日閲覧。
  2. ^ Talty, John (2024年9月3日). “Beating Florida was huge, but getting Cameron Ward over Florida State is Miami's biggest in-state win in 2024” (英語). CBSSports.com. 2025年2月19日閲覧。
  3. ^ Olson, Max (January 26, 2022). “The rise of a quarterback enigma: Cameron Ward's journey from zero-star prospect to FCS to Washington State”. The Athletic. 2025年2月19日閲覧。
  4. ^ Wilson, Dave (December 9, 2021). “Incarnate Word QB Cameron Ward enters college football transfer portal”. ESPN.com. 2025年2月19日閲覧。
  5. ^ Luca, Greg (December 9, 2021). “As Eric Morris departs and Cam Ward mulls transfer, Incarnate Word still hopes to build momentum”. San Antonio Express-News. 2025年2月19日閲覧。
  6. ^ Wilson, Dave (January 10, 2022). “Incarnate Word QB Cameron Ward transferring to Washington State”. ESPN.com. 2025年2月19日閲覧。
  7. ^ QB Cameron Ward commits to Miami after declaring for NFL Draft”. FOX Sports (2024年1月13日). 2024年2月19日閲覧。
  8. ^ Lewis, Juston (December 14, 2024). “Miami's Cam Ward finished fourth in Heisman voting. Why he lost out to Travis Hunter”. Jacksonville Florida Times-Union. 2025年2月19日閲覧。
  9. ^ De Lima, Matt (December 30, 2024). “Joel Klatt's Strong Response to Cam Ward's Controversial Bowl Game Decision”. Athlon Sports. 2025年2月19日閲覧。
  10. ^ Cameron Ward Career Stats”. ESPN.com. 2025年2月19日閲覧。

外部リンク

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