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キャサリン・チッジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
Catherine Chidgey
キャサリン・チッジー（2019年11月）
誕生 (1970-04-08) 1970年4月8日（54歳）
オークランド, ニュージーランド
職業
  • 小説家
  • 大学教員
最終学歴 ヴィクトリア大学ウェリントン
ジャンル フィクション
主な受賞歴 オッカム・ニュージーランド図書賞, キャサリン・マンスフィールド　メントン・フェローシップ
配偶者 Alan Bekhuis[1]
子供 1
ウィキポータル 文学
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キャサリン・チッジー (Catherine Chidgey) は、ニュージーランド国籍の小説家、大学教員。小説8冊、絵本2冊を出版。オッカム・ニュージーランド図書賞にてフィクション部門賞を2度（2017年および2023年）にわたり受賞している。

略歴

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オークランドに生まれ、ウェリントンに隣接するローワーハット（英語版）に移り住む[2]。ヴィクトリア大学ウェリントンにてBsc取得（心理学）、BA取得（ドイツ語およびドイツ文学）。1993年、ドイツ学術交流会奨学生としてベルリン自由大学に留学。1997年にヴィクトリア大学に戻り、クリエイティブライティングにてMA取得[1][3][4]。

デビューは1998年、「In a Fishbone Church」にて。1998年度オッカム・ニュージーランド図書賞フィクション部門において「ベストファーストブック賞」を受賞。[5]

3作目から13年を経て4作目を上梓したが、これは不妊治療によるもの。2015年、長女誕生[2]。

2021年現在、北島中央部に位置するハミルトン在住。ワイカト大学にて准教授（Associate Professor）を務め、クリエイティブライティングを中心に指導にあたっている。[6]

小説

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2025年1月4日時点で全作品が日本未訳。特記なきものはペーパーバック。紙、E-PUB、Kindleと複数の出版形態がある場合、ISBNは紙版を優先して記載。

第1作　In a Fishbone Church

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ニュージーランド刊行

1998年／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9780864733351) 新刊入手不可状態

2024年12月5日／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9781776922277) 復刊

イギリス刊行

2001年／Picador（ISBN: 978-0330371803）新刊入手不可状態

受賞・受賞候補

  • ニュージーランド図書賞　1998年度フィクション部門「ベストファーストブック賞」受賞（個別名称「ヒューバー・チャーチ賞」)
  • コモンウェルス作家賞　1999年度南東アジア・太平洋部門「ベストファーストブック賞」受賞 ※2011年に廃止
  • イギリス／2000年度Betty Trask Prize and Awards受賞
  • イギリス／オレンジ賞受賞（現「女性小説賞」）ロングリスト


書評・選書

【2000年】

ガーディアン（2000年2月5日）[7]


第2作　Golden Deeds

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ニュージーランド刊行

2000年／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9780864733849) 新刊入手不可状態

イギリス刊行

2000年9月22日／Picador（ISBN: 978-0330483339）新刊入手不可状態

アメリカ刊行

2000年／Henry Holt

書評・選書

ニューヨーク・タイムズ「2002年度 年間注目作品」


第3作　The Transformation

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ニュージーランド刊行

2003年／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9780864734655)

イギリス刊行

Eブック：2012年8月23日／Picador (ISBN: 9781447207429)

書評・選書

【2003年】

ニュージーランド総合誌 「LISTENER」にて「40歳以下の最優秀小説家」に選定

【2005年】

  • ガーディアン[8]（4月9日）


第4作　The Wish Child

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ニュージーランド刊行

2016年11月10日／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9781776560622)

イギリス刊行

2017年7月5日／ Chatto & Windus [現Vintage] (ISBN: 9781784704339)

受賞

  • オッカム・ニュージーランド図書賞　2017年度フィクション部門章受賞（正式名称「Acorn Foundation Fiction Prize」※名称に変遷あり)

書評/選書

  • LAレビュー・オブ・ブックス[9]


第5作　The Beat of the Pendulum: A found novel

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ニュージーランド刊行

2017年／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9781776561704)

イギリス刊行

2019年／Eye Books (ISBN: 9781785630903)

受賞候補

書評・選書


第6作　Remote Sympathy

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ニュージーランド刊行

2020年11月9日／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9781776563203)

イギリス刊行

ハードカバー：2021年／Europa Editions (ISBN: 9781609456276)

受賞候補

書評・選書

【2022年】

【2021年】

ユダヤ系老舗日刊紙／ジューイッシュ・クロニクル（5月20日）[13]

【2020年】

  • ラジオ・ニュージーランド（11月9日）[14]

販売

【ニュージーランドメディア「newsrooms.」ベストセラー情報／フィクション部門】（データ提供元：ニールセン・ブックスキャン（英語版））

  • 2021年 年間8位[15]
  • 2020年 年間10位[16]

読者反響

  • goodreads／Remote Sympathy[17]

ブッククラブ採用

ニューヨークのドイツ系ユダヤ人支援団体「Leo Baeck Institute」／2023年5月1日[18]


第7作　The Axeman's Carnival

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ニュージーランド刊行

2022年10月／Te Herenga Waka University Press（ISBN: 9781776920051[19])

イギリス刊行

  • 2024年8月／Europa Editions（ISBN: 9781787704619）
  • 2025年1月30日／Europa Editions（ISBN: 9781787705517）／日本文学を含め世界各国の文学を厳選した「Europa B formats」シリーズ入り

受賞・受賞候補

書評・選書・インタビュー

【2024年】

【2023年】

【2022年】

ニュージーランド女性総合誌「WOMAN」（11月9日）、インタビュー記事[29]

販売

【ニュージーランドメディア「newsroom.」ベストセラー情報／フィクション部門】（データ提供元：ニールセン・ブックスキャン（英語版））

  • 2023年 年間2位[15]
  • 2022年 年間8位[30]

以下抜粋

  • 週間6位（2024年8月30日付）[31]
  • 週間9位（2024年7月5日付）[32]
  • 週間1位（2024年2月2日付）[33]
  • 週間2位（2024年1月26日付）[34]
  • 週間3位（2023年6月11日付）[35]
  • 夏2位（2023年1月19日付）[36] ※南半球のため季節は真逆
  • 週間2位（2022年11月3日付）[37]


オーディブル（作品の読み語り）

ラジオ・ニュージーランド 全12エピソード[38]

読者反響


第8作　Pet

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ニュージーランド刊行

2023年／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9781776920747)

イギリス刊行

2023年8月8日／Europa Editions (ISBN: 9781609459307)

2024年1月1日／Europa Editions (ISBN: 9781787705081)

受賞候補

書評・選書

【2023年】

販売

【ニュージーランドメディア「newsroom.」ベストセラー情報／フィクション部門】（データ提供元：ニールセン・ブックスキャン（英語版））

  • 2023年 年間第5位[15]

以下抜粋

  • 週間7位（2024年3月8日付）[47]
  • 週間4位（2024年1月26日付）[34]
  • 週間3位（2023年9月8日付）[48]
  • 週間7位（2023年6月11日付）[35]

Amazon.com 2023年度 ミステリー、スリラー、サスペンス部門TOP20[49]

読者反響


第９作　The Book of Guilt 【刊行予定】

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ニュージーランド刊行

2025年5月8日／Te Herenga Waka University Press (ISBN: 9781776922246)

イギリス刊行

ハードカバー：2025年5月22日／John Murray (ISBN: 9781399823616)

オーストラリア刊行

2025年5月６日／Penguin（ISBN: 9781761349379）

書評・選書

【2025】

ニュージーランドメディア「newsroom.」（1月20日）[51]

【2024】

ラジオ・ニュージーランド（9月26日）[52]

読者反響

goodreads/The Book of Guilt

絵本

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  • Jiffy, Cat Detective（2019年）
  • Jiffy's Greatest Hits（2022年）

出版物以外への受賞、奨励、助成

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　 マンスフィールドゆかりのフランス・メントンでのレジデンス滞在を支援するプログラムである。

  • モダンレターズ賞（2002年）／ヴィクトリア大学院ウェリントン／クリエイティブライティングMAプログラムの母体であるIIML主催。
  • Reverse LivingにてBNZキャサリン・マンスフィールド短編賞（2013年）

外部リンク

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各種プロフィール

  • "ニュージーランド文芸協会"に相当する「ANZL」（インタビュー記事へのリンク多数）[54]
  • チャリティ団体「Read NZ」[55]
  • ワイカト大学


公式サイト過去受賞者リスト

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^ a b Black (16 November 2016). “Catherine Chidgey on infertility and her new novel” (英語). Stuff. 12 September 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。20 January 2021閲覧。
  2. ^ a b “Catherine Chidgey”. Read NZ Te Pou Muramura. (28 October 2020). https://www.read-nz.org/writers-files/writer/chidgey-catherine 1 January 2025閲覧。 
  3. ^ “Chidgey, Catherine”. Read NZ. 23 January 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。20 January 2021閲覧。
  4. ^ “Catherine Chidgey”. Victoria University Press. 4 June 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。20 January 2021閲覧。
  5. ^ “ニュージーランド図書賞財団”. 2025年1月閲覧。
  6. ^ “ワイカト大学”. 2025年1月8日閲覧。
  7. ^ “ガーディアン”. 2000年2月5日閲覧。
  8. ^ “ガーディアン”. 2005年4月9日閲覧。
  9. ^ “LAレビューオブブックス”. 2020年3月11日閲覧。
  10. ^ ガーディアン、2019年1月9日
  11. ^ 『ガーディアン』、2022年5月8日
  12. ^ “ヒストリカル・ノベル・ソサエティ”. 2025年1月5日閲覧。
  13. ^ “ジューイッシュ・クロニクル”. 2020年5月20日閲覧。
  14. ^ “RNZ”. 2020年11月9日閲覧。
  15. ^ a b c “[【ニュージーランドメディア「newsrooms.」ベストセラー情報】（データ提供元：ニールセン・ブックスキャン（英語版）） 2023年 年間2位[1] newsroom.]”. 2021年12月23日閲覧。
  16. ^ “goodread”. 2020年12月23日閲覧。
  17. ^ “goodread”. 2025年1月9日閲覧。
  18. ^ “LBI”. 2023年5月1日閲覧。
  19. ^ The Axeman's Carnival
  20. ^ “ANZ authors among 2024 Dublin Literary Award longlistees”. Books+Publishing (2024年1月19日). 2024年1月27日閲覧。
  21. ^ 50 notable works of fiction from 2024『ワシントンポスト』、2024年11月21日
  22. ^ 『ワシントンポスト』、2024年8月7日
  23. ^ “ライブラリージャーナル”. 2024年８月１日閲覧。
  24. ^ 25 Books We Can’t Wait to Read in Summer 2024『Cosmopolitan』、2024年7月10日
  25. ^ “アイリッシュ・タイムズ”. 2024年4月26日閲覧。
  26. ^ 『フィナンシャル・タイムズ』、2004年4月5日
  27. ^ “ニュージーランド・ヘラルド”. 2023年12月27日閲覧。
  28. ^ “newsroom”. 2023年5月16日閲覧。
  29. ^ “WOMAN誌”. 2022年11月9日閲覧。
  30. ^ “newsroom.”. 2022年12月22日閲覧。
  31. ^ “newstoom.”. 2024年8月30日閲覧。
  32. ^ “newsroom.”. 2024年7月5日閲覧。
  33. ^ “newsroom.”. 2024年2月2日閲覧。
  34. ^ a b “newsroom.”. 2024年1月26日閲覧。
  35. ^ a b “newsroom.”. 2023年6月10日閲覧。
  36. ^ “newsroom.”. 2023年1月19日閲覧。
  37. ^ “newsromm.”. 2022年11月3日閲覧。
  38. ^ “ラジオ・ニュージーランド”. accessdate引数が正しくありません。
  39. ^ “goodreads”. 2025年1月7日閲覧。
  40. ^ “ANZ authors among 2024 Dublin Literary Award longlistees”. Books+Publishing (2024年1月19日). 2024年1月27日閲覧。
  41. ^ The Best Books of 2023『ザ・ニューヨーカー』、2023年12月23日
  42. ^ 『ニューヨークタイムズ』、2023年8月6日
  43. ^ 『ガーディアン』、2023年7月20日
  44. ^ 『ガーディアン』、2023年7月2日
  45. ^ “Newsroom”. 2024年6月26日閲覧。
  46. ^ “NZ レビュー・オブ・ブックス”. 2023年7月9日閲覧。
  47. ^ “newsroom.”. 2024年3月8日閲覧。
  48. ^ “newsrooms.”. 2023年9月8日閲覧。
  49. ^ “Amazon.com”. 2025年1月9日閲覧。
  50. ^ “goodread”. 2025年1月9日閲覧。
  51. ^ “newsroom.”. 2025年1月20日閲覧。
  52. ^ “ラジオ・ニュージーランド”. 2024年9月26日閲覧。
  53. ^ Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 title は必須です。“[1]”. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
  54. ^ “ニュージーランド文芸協会”. 2025年1月9日閲覧。
  55. ^ “Read NZ”. 2025年1月9日閲覧。

関連項目

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