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キサントソーマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キサントソーマ
キサントソーマ・サギッティフォリウム
Xanthosoma sagittifolium
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
亜科 : Aroideae
: Caladieae
: キサントソーマ属 Xanthosoma
学名
Xanthosoma
シノニム
  • Acontias Schott
  • Cyrtospadix K.Koch
和名
アメリカサトイモ(亜米利加里芋)
  • 本文参照

キサントソーマ、キサンソソマ(学:Xanthosoma)はサトイモ科に含まれる属の一つ。またはキサントソーマ属に含まれる植物の総称。アメリカサトイモ属とも称されれる[1]

特徴

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熱帯アメリカが原産地の常緑性植物である。観葉植物として栽培されたり、一部種は食用にもされている。葉は葉脈が白い種や、斑入りの種があり観賞価値は総じて高い。近縁種にカラジウム属シンゴニウム属などがあり、葉の形状はサトイモ科の植物特有の形状をしている[1][2][3]

栽培方法

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高温多湿で温暖な日陰を好む。耐陰性が非常に高いので、直射日光に当てる必要はほとんどない。ただし、ずっと日陰で栽培していると、葉の模様や葉柄が長く伸びて葉が項垂れやすくなる。植え替えは5~7月に行い、肥料は生育期の5~9月に与えると良い。休眠期の時期は施肥、灌水ともに控えめにする。耐寒性には極めて乏しく、12℃を継続して下回る環境下に置かれた場合、休眠期入る。更に5℃未満になると根茎も枯れて土中で腐る恐れがあるので、室内で休眠させる必要がある。繁殖方法は、生育期に子株が周囲に発生するので子株を切り離して繁殖する[3]。害虫はハダニが発生することがある。ただし、本種はハダニが嫌う加湿環境下で栽培される事が多いので、大量発生はしにくい[2]

名称について

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斑入りの種

属名である Xanthosoma は、ギリシャ語で Xantho(黄色)+Soma(体)を指す言葉の合成語である。語源は不明[4]

下位分類

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キサントソーマ属は80種類程度が認められる。本節では栽培される事の多い種を掲載する[1]

  • キサントソーマ・サギッティフォリム

 (Xanthosoma sagittifolium

  • キサントソーマ・マッファファ

 (Xanthosoma maffafa

脚注

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  1. ^ a b c キサントソーマ育て方|みんなの趣味の園芸|育て方がわかる植物図鑑」『みんなの趣味の園芸』。2025年1月28日閲覧。
  2. ^ a b キサントソーマの育て方 | 色々な育て方の情報 育て方ボックス”. www.sodatekata-box.jp. 2025年1月28日閲覧。
  3. ^ a b キサントソーマの育て方|ヤサシイエンゲイ”. yasashi.info. 2025年1月28日閲覧。
  4. ^ GKZ植物事典・キサントソーマ・ミッキーマウスタロ”. gkzplant.sakura.ne.jp. 2025年1月28日閲覧。