カール=ハインツ・パッシン
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カール=ハインツ・パッシン(Karl-Heinz Passin, 1939年 - )は、ドイツのフルート奏者。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席フルート奏者を長らく務めた。オーボエ奏者のギュンター・パッシン(Günther Passin、1937年 -2014年 )の弟である。
略歴
[編集]- 1939年 ライプツィヒ生まれ。8歳でピアノをはじめる。
- 1953年 トールガウの音楽学校に入学し、ヘルベルト・プフェンダーのもとでフルートを学ぶ。 ライプツィヒ放送交響楽団の首席フルート奏者ハインツ・フューグナー(Heinz Fügner)のレッスンも受ける。
- 1955年 ゲルリッツの音楽学校に移り、引き続きヘルベルト・プフェンダーの指導を受ける。
- 1957年 ライプツィヒ音楽大学に入学。 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席フルート奏者エーリッヒ・リスト(Erich List)教授に学んだ。
- 1960年 大学卒業と同時にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に入団。
- 1961年より師の後を継ぎ首席フルート奏者として活躍、2004年までその地位にあった。
- 1965年 ブダペスト国際音楽コンクールにおいて第2位に入賞。
- 1969年よりライプツィヒ音楽大学で教鞭を執り、2000年には教授となった。 マルクノイキルヒェンなどの国際コンクールの審査員も務めている。
- 1988年より1993年までバイロイト祝祭管弦楽団に参加している。
室内楽
[編集]ソロおよび室内楽活動も積極的に行い、ラモートリオ[1]を結成。また1966年ライプツィヒ木管五重奏団[2]、1976年ライプツィヒ・バッハ・コレギウム[3]、1979年新バッハ・コレギウム・ムジクム[4]等に参加し録音も多い。 古楽にも造詣が深く、フラウト・トラヴェルソも演奏する。