カールソン
種類 | 有限会社 |
---|---|
本社所在地 |
ドイツ ザールルイ |
設立 | 1989年 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 自動車部品製造・販売 |
外部リンク | http://www.carlsson.de/carlsson/en/ |
カールソン(Carlsson)は、メルセデス・ベンツ車専用のチューニングメーカーである。
概要
[編集]事業内容としては自動車のチューニングおよび自動車部品の製造販売となっている。自動車部品の主な製品はアルミホイール、エアロパーツ、吸排気系部品、サスペンション、シート等のインテリアパーツなどがある。 またチューニング事業の一環としてコンプリートカーと呼ばれる完成車の販売も行っており、CL600(C216型)をチューニングしたCK60や、GL500(X164型)をチューニングしたCK50などを発売している。 カールソンで製造されるパーツはメルセデス・ベンツおよびスマート向け製品が中心だが、アルミホイールに関しては一部の製品(カールソン1/16など)は日本車で標準的に使用されているPCDの設定もある。
2015年にカールソンはドイツにて倒産[1]し、その後韓国のサンボモータース傘下で再建を行っている。同社日本法人である「カールソンジャパン」は2000年に設立されたが、2021年3月31日にライセンス契約終了した。
歴史
[編集]1989年にドイツのGut Wiesenhof(ドイツ南西部のメルツィヒの近くにある)という町で「The Carlsson Autotechnik GmbH」として創立した[2]。創立者はロルフ・ハルトゲ(Rolf Hartge)とアンドレアス・ハルトゲ(Andreas Hartge)の兄弟。同兄弟の長兄は「ハルトゲ」の創業者であるヘルベルト・ハルトゲ(Herbert Hartge)である。
会社名の「カールソン」は、兄弟二人とも尊敬していたスウェーデン人のラリードライバー、イングバル・カールソンに敬意を表示するため命名したものである。 そして、イングバル・カールソンは、その二人のもっとも親密な技術パートナーであり、ビョルン・ワルデガルト(Björn Waldegard)とワルター・ロール(Walter Röhrl)とともに、メルセデス・ベンツのラリーチームの流れで名前が書かれていた。
2012年5月より中国の大手輸入企業中升集团控股有限公司がカールソンの株式の70%を取得したことで同社の傘下となり、中国市場向けの限定モデルであるカールソンC25を販売するが中国市場では振るわなかった。
長きにわたる売り上げの低迷により、2015年5月にカールソンは破産宣告を行った。
2015年12月4日、同社の事業は韓国の自動車部品メーカーであるサンボモータースによって引き継がれ、新たに「The Carlsson Fahrzeugtechnik GmbH」として運営されていくこととなった。