カロル・エストライヒャ (孫)
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カロル・エストライヒャ | |
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誕生 |
1906年3月4日 クラクフ, クラクフ大公国, オーストリア=ハンガリー帝国 |
死没 |
1984年4月29日 (78歳没) クラクフ, ポーランド人民共和国 |
国籍 | ポーランド |
ウィキポータル 文学 |
カロル・エストライヒャ (Karol Estreicher、1906年3月4日 - 1984年4月20日)[1] は、ポーランドの美術史家、作家、書誌学者で、ポーランド復興勲章の受章者であり、祖父はヤギェウォ図書館長カロル・ユゼフ・テオフィル・エストライヒャ、父はヤギェウォ大学学長スタニスワフ・エストライヒャである[2]。
彼はヤギェウォ大学の教授で、同大学博物館の館長も務めた。また第二次世界大戦におけるポーランドの略奪品の返還に尽力した。1944年、3年近くにわたる集中調査の末に、『ポーランドの文化的損失:1939年から1944年のドイツ占領期におけるポーランドの損失文化財の索引』を出版し[3]、これは戦争が終結した際にポーランドの詳細な返還活動の基礎となった[4]。
脚注
[編集]- ^ “Estreicher, Karol” (ドイツ語). Deutsche Biographie. Dec 23, 2020閲覧。
- ^ ナイジェル・ルイス 著、中野圭二 訳『ペイパーチェイス』白水社、1986年、6-7頁。ISBN 4-560-04251-9 。
- ^ 『ペイパーチェイス』白水社、162頁。
- ^ “Науковець, який повернув мистецькі скарби на Батьківщину: Кароль Естрейхер-молодший - ikrakow.net” (25 October 2022). 12 June 2024閲覧。