コンテンツにスキップ

カレドニアロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カレドニアロード
欧字表記 Caledonia Road[1][2]
品種 サラブレッド[2]
性別 [2]
毛色 鹿毛[2]
生誕 2015年3月19日(9歳)[1][2]
Quality Road[1]
Come a Callin[1]
母の父 Dixie Union[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(フロリダ州)[1][2]
生産者 Vegso Racing Stable[1]
馬主 Zoom And Fish Stable, Charlie Spiring
& Newtown Anner Stud
[1]
調教師 Ralph E. Nicks(アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
競走成績
タイトル エクリプス賞最優秀2歳牝馬(2017年)
生涯成績 5戦3勝[1]
獲得賞金 $1,307,800[1]
勝ち鞍
GI ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ 2017年
テンプレートを表示

カレドニアロード (Caledonia Road[2]) はアメリカ合衆国生産の競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2017年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ。2017年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された。

現役時代

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

2015年3月19日にフロリダ州で誕生。2016年9月のキーンランド1歳馬セールに上場され、ズーム&フィッシュステーブル(Zoom & Fish Stable)によって14万ドルで落札された[3]

2017年9月にサラトガ競馬場でデビューし初戦を制すと、2戦目のフリゼットステークスでは7番手から追い込んで2着に入った。3戦目は2歳女王決定戦のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズに名手マイク・スミスとのコンビで出走し、2着に3馬身1/4差をつける圧勝劇を演じた。この勝利により、同年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬に選出された[3][4]

2018年は前年のブリーダーズカップ後に受けた右脚首の骨片除去手術のため復帰が遅れ、4月末の一般競走で復帰した[5]。次戦のエイコーンステークスで5着に敗れた後、骨挫傷のため年内はレースに出走しないことが発表された[6]。その後、現役引退を発表した。

競走成績

[編集]

以下の内容は、EQIBASE[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2017.09.03 サラトガ 未勝利 7f 1着 J.アルバラード 2馬身3/4 (Mockery)
0000.10.08 ベルモントパーク フリゼットステークス G1 ダ8f 2着 J.アルバラード 3馬身1/2 Separationofpowers
0000.11.04 デルマー ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ G1 ダ8.5f 1着 M.スミス 3馬身1/4 (Alluring Star)
2018.04.29 ベルモントパーク アローワンス・オプショナルクレーミング ダ8f 1着 J.アルバラード 3馬身1/2 (Total Control)
0000.06.09 ベルモントパーク エイコーンステークス G1 ダ8f 5着 M.スミス 19馬身1/2 Monomoy Girl

引退後

[編集]

2018年11月4日に開催されたファシグティプトン11月セールに上場され、日本グランド牧場によって230万ドル(当時のレートで約2億6,450万円)で落札された。同日のセールで日本人生産者によって購買されたG1馬6頭を含む14頭の牝馬の中では最高額での落札となった。グランド牧場の代理人を務めたエマニュエル・ド・セルー(Emmaneul de Seroux)は「米国の種牡馬と交配させて受胎した状態で日本に連れて帰るかもしれません」と述べた[7]

2020年に父Justifyの牝馬を米国で出産した後、日本へ輸入された[8]

繁殖成績

[編集]
馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 エリカボニータ 2020年 鹿毛 Justify 三木正浩 美浦伊藤圭三 5戦0勝(引退) [9]
2番仔 2021年 鹿毛 (デビュー前) [10]
3番仔 バッドガール 2022年 黒鹿毛 キズナ エムズレーシング 栗東・安田翔伍 1戦0勝(現役) [11]
4番仔 2023年 鹿毛 コントレイル (デビュー前) [12]
5番仔 2024年 鹿毛 [13]
  • 2024年9月27日現在

血統表

[編集]
カレドニアロード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Quality Road
2006 鹿毛
父の父
Elusive Quality
1993 鹿毛
Gone West Mr. Prospector
Secrettame
Touch of Greatness Hero's Honor
Ivory Wand
父の母
Kobla
1995 鹿毛
Strawberry Road Whiskey Road
Giftisa
Winglet Alydar
Highest Trump

Come a Callin
2008 鹿毛
Dixie Union
1997 黒鹿毛
Dixieland Band Northern Dancer
Mississippi Mud
She's Tops Capote
She's a Talent
母の母
Twilight Service
2002 栗毛
Horse Chestnut Fort Wood
London Wall
Sunset Service Deputy Minister
Songlines
5代内の近親交配 Mr. Prospector4×5=9.38%、Northern Dancer5×4=9.38%、Raise a Native5×5=6.25% [§ 3]
出典
  1. ^ [14]
  2. ^ Free 5X Pedigrees. 2019年2月20日閲覧
  3. ^ Free 5X Pedigrees. 2019年2月20日閲覧


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m Horse Profile for Caledonia Road. Equibase. 2019年2月20日閲覧
  2. ^ a b c d e f g Caledonia Road”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月30日閲覧。
  3. ^ a b Evan Hammonds. Caledonia Road Gets Nod as Champion 2-Year-Old Filly. Bloodhorse(January 25, 2018). 2019年2月20日閲覧
  4. ^ 2017年の年度代表馬にガンランナー選出(アメリカ)[その他]”. 海外競馬ニュース. 公益社団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2018年2月1日). 2020年4月30日閲覧。
  5. ^ Perry Lefko. Caledonia Road Eventually Headed to Auction. Thoroughbred Daily News(May 31, 2018). 2019年2月19日閲覧
  6. ^ Caledonia Road Sidelined for Remainder of 2018. Bloodhorse(July 2, 2018). 2019年2月20日閲覧
  7. ^ 日本人生産者がケンタッキー州で優良牝馬を購買(アメリカ). 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2018年11月21日付). 2019年2月20日閲覧
  8. ^ 2011年カルティエ賞(ヨーロッパ)最優秀3歳牝馬のDanedreamが輸入されました”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2021年1月12日閲覧。
  9. ^ エリカボニータ(USA)”. JBISサーチ. 2022年9月23日閲覧。
  10. ^ _________”. JBISサーチ. 2022年9月23日閲覧。
  11. ^ バッドガール|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年9月28日閲覧。
  12. ^ _________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年7月30日閲覧。
  13. ^ __________________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年9月28日閲覧。
  14. ^ カレドニアロード”. JRA-VAN Ver. World - 競馬データ. JRA-VAN. 2020年4月30日閲覧。

外部リンク

[編集]