カリー郡 (オレゴン州)
オレゴン州カリー郡 | |
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設立 | 1855年12月18日 |
郡庁所在地 | ゴールドビーチ |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
5,151 km2 (1,989 mi2) 4,214 km2 (1,627 mi2) 935 km2 (361 mi2), 18.16% |
人口 - (2020年) - 密度 |
23,446人 |
ウェブサイト | www |
カリー郡(英: Curry County)は、アメリカ合衆国オレゴン州にある郡。郡名はオレゴン準州知事を務めたジョージ・ロー・カリー(George Law Curry)に因む。人口は2万3446人(2020年)[1]。郡庁所在地はゴールドビーチである。
経済
[編集]1852年に川の中や海岸沿いから金などの貴金属が発見されると、水運を頼って多くの人々がカリー郡の海岸地域に入植した。内陸側の交通はなかなか発達が進まず、20世紀に入っても陸の孤島の状態に甘んじていた。ガサケット山(Gasaquet Mountain)一帯は今でもコバルト、ニッケル、クロムの採掘が行われているが、カリー郡は既に農業、伐木を中心とした経済に転向している。ローソンヒノキ、マートルウッド(カリフォルニアゲッケイジュ)が主要な輸出資源である。
カリー郡には牛や羊を育てるのに適した優れた放牧地帯がある。またブルーベリー、園芸用の苗木の生産が盛んなほか、アメリカ合衆国国内で栽培されるテッポウユリのうち90%がカリー郡で栽培されている。2001年、カリー郡で自生するタンオークがカシ突然枯死病菌感染によるオーク突然死病(Sudden oak death)で打撃を受け、同郡の苗木生産に支障を来たしたが、上手いことに感染を19 km2 (12 mi)の範囲に留めることができた。観光もまたカリー郡の経済で重要な位置を占めている。米国森林局が州内の面積の59%を保有している。ポート・オブ・ブルッキングズはオレゴン海岸で最も安全な港だとされる。
地理
[編集]元々カリー郡3,900 km2(1,500 mi2)の面積を有していたが、隣接するクーズ郡 (オレゴン州)(1872年、1951年)とジョセフィーン郡(1880年、1927年)との郡境線調整により、面積は5,150 km2(1,989 mi2)に拡大した。その中の4,215 km2(1,627 mi2)が陸地、935 km2(361 mi2、18.16%)が水面である。
オレゴン州最西端となるブランコ岬(西経124度33分46秒)がカリー郡に所在する。
隣接郡
[編集]人口動態
[編集]以下は2000年の国勢調査[2]による人口統計データである。
- 人口: 21,137人
- 世帯数: 9,543世帯
- 家族数: 6,183家族
- 人口密度: 5人/km²(13人/mi²)
- 住居数: 11,406軒
- 住居密度: 3軒/km²(7軒/mi²)
人種別人口構成
- 白人: 92.89%
- アフリカン・アメリカン: 0.15%
- ネイティブ・アメリカン: 2.14%
- アジア人: 0.70%
- 太平洋諸島系: 0.11%
- その他の人種: 1.11%
- 混血: 2.90%
- ヒスパニック・ラテン系: 3.60%
年齢別人口構成
- 18歳未満: 19.20%
- 18-24歳: 4.80%
- 25-44歳: 20.00%
- 45-64歳: 29.40%
- 65歳以上: 26.60%
- 年齢の中央値: 49歳
- 性比(女性100人あたり男性の人口)
- 総人口: 96.60
- 18歳以上: 94.80
世帯と家族(対世帯数)
- 18歳未満の子供がいる: 20.90%
- 結婚・同居している夫婦: 54.50%
- 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 7.20%
- 非家族世帯: 35.20%
- 単身世帯: 29.70%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 14.70%
- 平均構成人数
- 世帯: 2.19人
- 家族: 2.66人
収入
[編集]収入と家計
- 収入の中央値
- 世帯: 30,117米ドル
- 家族: 35,627米ドル
- 性別
- 男性: 31,772米ドル
- 女性: 22,416米ドル
- 人口1人あたり収入: 18,138米ドル
- 貧困線以下
- 対人口: 12.20%
- 対家族数: 9.70%
- 18歳未満: 13.60%
- 65歳以上: 10.60%
共同体
[編集]市
[編集]出典
[編集]- ^ “Quickfacts.census.gov”. 3 May 2024閲覧。
- ^ American FactFinder, United States Census Bureau 2008年1月31日閲覧。