カイ・クバード
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カイ・クバード、カイクバード(كيقباذ Kay Qubād)はシャー・ナーメに登場する半神話時代のイラン(カイ朝)の王名。またはそれに由来する近世ペルシア語の王名。カイコバードと表記されることもある。中期ペルシア語ではカイ・カワード。現代イランの標準ペルシア語ではケイコバード。
神話のカイ・クバードはカイ朝の創始者とされる。また、カイ・クバード以降、カイ朝の王名にはどれも「カイ」が付いており、これが王朝名の由来にもなっている。なお、「カイ」はアヴェスター語で王を意味する「カウィ」に由来する。
前近代のイラン、アナトリア、インドなど東方イスラム世界、ペルシア語文化圏の王の名としてよく用いられた。
- カワード1世 - サーサーン朝の王。
- ルーム・セルジューク朝のスルターン
- ムイズッディーン・カイクバード - インドの奴隷王朝最後のスルターン。