オーデン大門ビル
オーデン大門ビル | |
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情報 | |
旧名称 |
四日市銀行津支店 住友生命津支部 |
旧用途 | 銀行 |
管理運営 | 株式会社オーデン[1] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造[1] |
建築面積 | 238 m² [1][2] |
階数 | 2階建[1] |
竣工 | 1928年 |
所在地 | 三重県津市大門254 |
座標 | 北緯34度43分7.8秒 東経136度30分44.1秒 / 北緯34.718833度 東経136.512250度座標: 北緯34度43分7.8秒 東経136度30分44.1秒 / 北緯34.718833度 東経136.512250度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2018年5月10日 |
オーデン大門ビル(オーデンだいもんビル)は、三重県津市大門254にある建築物。旧称は四日市銀行津支店(よっかいちぎんこうつしてん)。登録有形文化財。大門商店街にある。古典的で重厚な昭和初期の銀行建築であり、古代ギリシア建築を模した4本のイオニア式オーダー(円柱)が特徴である[3][2]。
歴史
[編集]1928年(昭和3年)頃、四日市銀行(現在の三十三銀行)津支店として建設された。1930年(昭和5年)から1935年(昭和10年)まで四日市銀行として営業していた[4]。
1941年(昭和16年)には四日市銀行が建物を売却した。太平洋戦争末期の津空襲では津市中心部が焼け野原になったが、この建物は大門周辺で空襲を乗り越えた数少ない建造物とされる[4][2][5]。1958年(昭和33年)まで住友生命津支部などとして使用された。また、戦後は酒類販売店、画廊、毛糸販売店などとなった[4]。
2010年(平成22年)10月18日、オーデン大門ビルにカフェ「ヒラソル」などの「にぎわいプラザin大門」がオープンした[6]。津市が出資するまちづくり津夢時風が実施し、三重大学の学生が運営する[6]。2011年(平成23年)7月11日にはにぎわいプラザに主婦らによるコミュニティレストラン「O+」(オープラス)が開店した[7]。2013年(平成25年)10月19日、建物内に子育て支援センターの大門いこにこ広場がオープンした[8]。
2018年(平成30年)5月10日、登録有形文化財に登録された[1][2]。同年には大門商店街(大門通り)の鉄骨造の全蓋式アーケードが撤去され、建物の全容が見渡せるようになった[5]。
建築
[編集]2018年(平成30年)に全蓋式アーケードが撤去された大門商店街(大門通り)に東面している。登記簿などの資料がなく、建築に関与した設計士や建築会社は不明である[2]。建物の所有者は不動産管理会社の株式会社オーデン[5]。
鉄筋コンクリート造2階建であり、屋上に塔屋と煙突が付いている[1]。正面には古代ギリシア建築を模したイオニア式オーダー(円柱)が4本並んでおり、中央玄関の上部にはペディメントが据えられている[1][2]。昭和初期の銀行建築の好例とされる[2][5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g オーデン大門ビル(旧四日市銀行津支店) 文化遺産オンライン
- ^ a b c d e f g 「国文化財 新たに4件 文化審議会 登録へ答申 津・オーデン大門ビル 伊賀・旧料理旅館九重」『中日新聞』2018年3月10日
- ^ “オーデン大門ビル(旧四日市銀行津支店)”. 三重県教育委員会. 2021年2月2日閲覧。
- ^ a b c “国文化審答申 オーデン大門ビルと旧料理旅館九重、有形文化財登録へ 三重”. 毎日新聞社 (2018年3月10日). 2021年2月2日閲覧。
- ^ a b c d 「オーデン大門ビル 銀行に古代ギリシャ建築美」『中日新聞』2021年1月7日
- ^ a b 「津の『コミュニティレストラン』移転 日替わり料理 主婦らが提供」『中日新聞』2010年10月19日
- ^ 「津の『コミュニティレストラン』移転 日替わり料理 主婦らが提供」『中日新聞』2011年6月26日
- ^ 市長活動日記(平成25年10月) 津市
外部リンク
[編集]- オーデン大門ビル(旧四日市銀行津支店) 文化遺産オンライン
- オーデン大門ビル(旧四日市銀行津支店) 三重県教育委員会