オーギュスタン・パジュー
表示
オーギュスタン・パジュー Augustin Pajou | |
---|---|
アデライド・ラビーユ=ギアールによる肖像画 | |
生誕 |
1730年9月19日 フランス王国、パリ |
死没 |
1809年5月8日 フランス帝国、パリ |
オーギュスタン・パジュー(Augustin Pajou、1730年9月19日 - 1809年5月8日)はフランスの彫刻家である。新古典派の彫刻家の一人である。
略歴
[編集]パリの大工、木掘職人の息子に生まれ、14歳から、王立絵画彫刻アカデミーの学生になり、ジャン=バティスト・ルモワーヌ(Jean-Baptiste Lemoyne: 1704-1778)に学んだ。18歳の時、ローマ賞を受賞し、数年間ローマに留学した。
帰国後も国王ルイ15世やデュ・バリー夫人の支援を受け、多くの有力者の胸像を制作し、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場の室内装飾彫刻の仕事もした。
1759年に王立絵画彫刻アカデミーの会員に推挙され、翌年「ケルベロスを従えるプルートー」の作品を提出し、会員となった。この作品は現在、ルーブル美術館に収蔵されている。アカデミーの彫刻の教授に任命され、1766年に学長になった。
フランス革命の間はモンペリエで過ごし、美術品の保全に尽力した。
1761年に彫刻家クロードルーミエ(Claude Roumier)の娘と結婚した。息子のジャック・オーギュスタン・カトリーヌ・パジュー(Jacques Augustin Catherine Pajou: 1766-1828)は学生だったフランス革命中は、パリ芸術家中隊(Compagnie des arts de Paris)に参加し、後に画家になった。
作品
[編集]パジューに学んだ学生
[編集]- フィリップ=ローラン・ロラン(fr) (1746-1816)
- バルテルミー・フェルボークホーフェン(nl)(1759–1840)
- ジャック=エドム・デュモン(fr) (1761–1844)
- フランソワ=ジョゼフ・ボジオ (1768-1845)
- フランソワ・ジェラール (1770–1837)
- ジュール・シャルパンティエ(fr) (1770–1845)
- ルイ・マリー・ギシャール(fr) (1770–1832)
- ダヴィッド・ダンジェ (1788–1856)
参考文献
[編集]- Philippe Cachau, Les décors de l'hôtel de Voyer d'Argenson, dit Chancellerie d'Orléans (1765-1772). Recherche et analyse des trois pièces sur le jardin du Palais-Royal, étude pour le World Monuments Fund Europe, Paris, 2013.
- Philippe Cachau, Le château des Ormes, service de l'Inventaire de Poitou-Charentes, Geste éditions, coll. « Parcours du Patrimoine », 2013.
- James David Draper et Guilhem Scherf, Pajou. Sculpteur du Roi 1730-1809, Paris, Éditions de la Réunion des musées nationaux, 1997. — Catalogue d'exposition. Paris, musée du Louvre, du 20 octobre 1997 au 19 janvier 1998, New York, The Metropolitan Museum of Art, du 26 février au du 24 mai 1998.
- Guilhem Scherf (dir.), Augustin Pajou et ses contemporains, Paris, Louvre/La documentation française, 1999, 624 p. (ISBN 2-11-004393-8).
- Luc Vezin, « Les belles de Pajou », Beaux-Arts, n°162, novembre 1997, pp. 64 à 69.