オトコのコ オンナのコ (アルバム)
『オトコのコ オンナのコ』 | ||||
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小泉今日子 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1996年6月 - 8月 Victor Studio Art Works Art Plaza 1000 Studio VINCENT SoundValleyStudio | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||
プロデュース |
小泉今日子 田村充義 菅野よう子(Sound Producer) | |||
チャート最高順位 | ||||
小泉今日子 アルバム 年表 | ||||
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『オトコのコ オンナのコ』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「赤い金魚」 - YouTube 「サボテン」 - YouTube |
『オトコのコ オンナのコ』は、小泉今日子の19作目のスタジオ・アルバム。1996年11月21日にビクター音楽産業から発売された[3]。小泉自身が初めて全曲の作詞を手掛けたアルバムで、サウンド・プロデュースおよび全編曲と大半の作曲を菅野よう子が担当している。
概要
[編集]オリジナル・アルバムとしては前作『TRAVEL ROCK』以来3年ぶりのリリースとなった。初回盤は三方背BOX仕様となっており、ジャケットには全て英語でアーティスト名を ″KYON KYON″、タイトルは『otokonoko onnanoko』と表記されている[4]。
1980年代後半から小泉とディレクター田村充義との間では、「今度は誰とアルバム作ろうか?」という会話が交わされることが多くなっていた。その中である日、田村がかねがね注目していた音楽家である菅野よう子の名前が挙がり、音源を聴いた小泉もこの案に同意し本作への起用へとつながった[5]。田村は後日、「菅野さんは色々な作風を持っていてアイディアも豊富で曲を作るのも速く、制作はスムーズに進んでレコーディングの現場も楽しかった。小泉さんとの相性もバッチリだったと思います。」と振り返っている。作曲には菅野のほか、GO-BANG'Sの森若香織、マレフィスの鴨志田琢と北上リュンヌ、奥田民生らが起用された[5]。
アルバムと同タイトルの「オトコのコ オンナのコ」は、本作の完成後にTBS系深夜の音楽番組「COUNT DOWN TV」のオープニング・テーマにタイアップが決まり、アルバムとは異なるアレンジが施され、「僕の部屋の窓」とのカップリングでシングルカットされた[6]。
1996年は、″小室ファミリー″ や ″ビーイング系″ といったジャンルのJ-POPがヒットチャートを賑わしていたが、その一方で ″渋谷系″ と呼ばれる音楽がブームとなっていたこともあり、本作では渋谷系寄りの流行のサウンドを取り入れつつ自由な作風によって制作されている[7]。
M-7「ポマード」は詞が付いておらず、コーラスと演奏のみの曲。M-9「インタビュー」には、演奏に乗せて小泉が詞を呟くポエトリーリーディングが取り入れられている。M-12「深い緑のベルベット」は日本テレビ系列のニュース番組「NNNきょうの出来事」のエンディング・テーマとして使用された[8]。
M-4「for my life」は、1999年8月にアレンジを変えてシングルカットされた[7]。
収録曲
[編集]全作詞: 小泉今日子(M-7を除く。M-11は菅野よう子との共作詞)、全編曲: 菅野よう子。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
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1. | 「赤い金魚」 | 菅野よう子 | |
2. | 「サボテン」 | 森若香織 | |
3. | 「Dream Recorder」 | 菅野よう子 | |
4. | 「For My Life」 | 菅野よう子 | |
5. | 「部屋に帰ろう ~When I die」 | 菅野よう子 | |
6. | 「オトコのコ オンナのコ」(ちょっとオイシイEdit) | 奥田民生 | |
7. | 「ポマード」 | 菅野よう子 | |
8. | 「壊れたギター」 | 鴨志田琢・北上リュンヌ | |
9. | 「インタビュー」 | Samply Red | |
10. | 「僕の部屋の窓」 | 菅野よう子 | |
11. | 「大事な気持ち」 | 菅野よう子 | |
12. | 「深い緑のベルベット」 | 菅野よう子 | |
合計時間: |
参加ミュージシャン
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赤い金魚
サボテン
Dream Recorder
For My Life
部屋に帰ろう ~When I die
オトコのコ オンナのコ
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ポマード
壊れたギター
インタビュー
僕の部屋の窓
大事な気持ち
深い緑のベルベット
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脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “小泉今日子/オトコのコ オンナのコ”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “小泉今日子のアルバム売上TOP20作品”. ORICON NEWS. oricon ME. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “小泉 今日子 | オトコのコ オンナのコ”. ビクターエンタテインメント | Victor Entertainment. 2024年9月15日閲覧。
- ^ “Kyon Kyon – Otokonoko Onnanoko (1996, Slipcase, CD)”. Discogs. 2024年9月15日閲覧。
- ^ a b 松永 2017, p. 266-271
- ^ “オトコのコ オンナのコ|小泉今日子”. ORICON NEWS. oricon ME. 2024年9月21日閲覧。
- ^ a b “これが90年代の空気感!小泉今日子「オトコのコ オンナのコ」菅野よう子プロデュース”. Re:minder. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “小泉 今日子『オトコのコ オンナのコ』のアルバムページ”. レコチョク. 2024年9月15日閲覧。
参考資料
[編集]- 松永良平:著『コイズミクロニクル〜コンプリートシングルベスト 1982-2017〜 初回特典「コイズミシングル~小泉今日子と50のシングル物語」』ビクターエンタテインメント、2017年5月17日。