エーギル (衛星)
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エーギル Aegir | |
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仮符号・別名 | Saturn XXXVI S/2004 S 10 |
分類 | 土星の衛星 |
軌道の種類 | 北欧群 |
発見 | |
発見日 | 2004年12月12日[1] |
発見者 | D・C・ジューイット、 S・S・シェパードら[1] |
軌道要素と性質 | |
軌道長半径 (a) | 20,751,000 km[2] |
離心率 (e) | 0.2524[2] |
公転周期 (P) | 1117.83 日 (3.060 年)[2] |
軌道傾斜角 (i) | 166.668°[2] |
近点引数 (ω) | 242.651°[2] |
昇交点黄経 (Ω) | 179.064°[2] |
平均近点角 (M) | 26.017°[2] |
土星の衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | 6 km[3][4] |
平均密度 | 2.3 g/cm3[3] (仮定値) |
アルベド(反射能) | 0.04[3] (仮定値) |
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エーギル (Saturn XXXVI Aegir) は、土星の第36衛星である。逆行軌道で土星を公転する不規則衛星で、北欧群に属する[4]。
デビッド・C・ジューイット、スコット・S・シェパード、ブライアン・マースデン、ジャン・クレイナらの観測チームにより、2004年12月12日~2005年3月11日の間に行われた一連の観測によって発見された。最初に確認されたのは12月12日の観測である。観測にはすばる望遠鏡、W・M・ケック天文台、ジェミニ北望遠鏡の大型望遠鏡群が用いられた[5][6]。2005年5月3日に小惑星センターのサーキュラーで他の11個の土星の新衛星の発見と合わせて報告され、S/2004 S 10 という仮符号が与えられた[7][5][6]。
2007年4月5日に北欧神話に登場する巨人族出身の海神エーギル (Ægir) に因んで命名され、Saturn XXXVI という確定番号が与えられた[8]。
土星からの平均距離は約 20,751,000 kmで、推定直径が約 6 km の小さい天体である。
出典
[編集]- ^ a b NASA (2017年12月5日). “In Depth | Aegir – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g Jet Propulsion Laboratory (2013年8月23日). “Planetary Satellite Mean Orbital Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b c Jet Propulsion Laboratory (2015年2月19日). “Planetary Satellite Physical Parameters”. Jet Propulsion Laboratory Solar System Dynamics. ジェット推進研究所. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b Scott S. Sheppard. “Saturn Moons”. Carnegie Science. 2019年11月2日閲覧。
- ^ a b Brian G. Marsden (2005年5月3日). “MPEC 2005-J13 : TWELVE NEW SATELLITES OF SATURN”. 小惑星センター. 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b “No.104: すばる望遠鏡、土星の新衛星を12個発見 | 国立天文台(NAOJ)”. アストロ・トピックス. 国立天文台 (2005年5月19日). 2018年12月25日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2005年5月4日). “IAUC 8523: NEW Sats OF SATURN; 2005by; V5115 Sgr”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月25日閲覧。
- ^ Daniel W. E. Green (2007年4月5日). “IAUC 8826: Sats OF JUPITER, SATURN; RING OF URANUS; 2006 VV_2”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 国際天文学連合. 2018年12月25日閲覧。