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エルンスト・レヴィ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エルンスト・レヴィErnst Levy, 1895年11月18日 - 1981年4月19日)は、スイス音楽学者、作曲家ピアニスト、及び指揮者・。

バーゼル生、モルゲス没。エゴン・ペトリラオウル・プーニョに師事した。音楽学者・教育者としてアメリカ合衆国で活動し、マサチューセッツ工科大学シカゴ大学ニューイングランド音楽院で教壇に立ち、『和声学』などの著書を残した。ピアニストとしてはベートーヴェンの後期ソナタを録音し、その雄大なタッチについて「ファウスト的なリストの神髄」と評された。

1966年に大学を退職した後は、スイスに戻って余生を過ごした。

著書『和声の理論』(1985年刊)は、現代音楽の作曲の諸概念の内でも、作曲家の和声的「基調音」なるものを記述している。

レヴィの息子は作曲家でチェリストのフランク・エズラ・レヴィ(1930年‐2017年)。

作品

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オーケストラ曲

  • 交響曲第2番ニ長調(1922)
  • 交響曲第3番(1922)
  • 交響曲第7番(1937)
  • 交響曲第8番(1937)
  • 交響曲第10番「フランス」(1944)
  • 交響曲第11番(1949)
  • 交響曲第12番(1951)
  • 交響曲第13番(1955)
  • 管弦楽組曲第3番(1957)
  • 管弦楽組曲第4番(1959)
  • 交響曲第14番(1962)
  • 交響曲第15番(1968)

協奏曲

  • チェロと管弦楽の為の協奏曲(1947)

室内楽

  • 弦楽四重奏曲第1番(1919)
  • ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第1番(1932)
  • クラリネット(またはオーボエ)とピアノの為のディヴェルティメント(1952)
  • クラリネットとピアノの為の主題と変容(1952)
  • 弦楽三重奏第1番(1953)
  • チェロとピアノの為のソナタ(1953)
  • ホルンとピアノのためのソナタ(1953)
  • チェロ独奏の為の15の小曲(1955)
  • ピアノ四重奏曲(1956)
  • ヴィオラ独奏あるいはチェロ独奏の為の組曲(1956)
  • ヴァイオリン独奏の為の組曲(1960)
  • 弦楽三重奏題2番(1960)
  • ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第2番(1961)
  • ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第3番(1963)
  • クラリネット、ヴィオラ、ピアノのためのトリオ(1968)
  • ファゴットとピアノもしくは管弦楽の為のソナタ・アコンパニャータ(1980)

鍵盤楽曲

  • チェンバロの為の交響的幻想曲(1939)
  • ピアノ・ソナタ第1番(1973)
  • ピアノ・ソナタ第7番(1981)
  • オルガンとピアノの為の対話的幻想曲(1980)

声楽曲

  • 混声合唱、管楽オーケストラ、ティンパニーの為のカンタータ『ガウデアムス』(1964)
  • テノールと弦楽オーケストラとフルートの為の『李白の答え』(1979)
  • バリトンと弦楽オーケストラの為の『一にして全』(ゲーテの詩による)(1980)
  • 合唱のためのスイスの4つの民謡(1946)