エベ・スティニャーニ
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エベ・スティニャーニ(Ebe Stignani, 1903年7月11日 - 1974年10月6日[1])は、イタリアのメゾソプラノ歌手。[2]
ナポリ出身。サン・ピエトロ音楽院でアゴスティーノ・ローケに声楽を学ぶ。1925年にサン・カルロ劇場のジュゼッペ・ヴェルディの《アイーダ》の上演に於いてアムネリス役を歌ってデビューを飾った。1927年に《ドン・カルロ》のエボリ公女役でミラノのスカラ座に初登場を果たし、1956年までスカラ座の常連歌手として出演をつづけた。1958年に引退。
イーモラにて没。
ディスコグラフィ
[編集]オペラ全曲
[編集]- 《ラ・ジョコンダ》(1931年、伊コロムビア)ロレンツォ・モラヨーリ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団演奏:ジャンニーナ・アランジ=ロンバルディ(ジョコンダ)、アレッサンドロ・グランダ(エンツォ)、ガエターノ・ヴィヴィアーニ(バルナバ)、スティニャーニ(ラウラ)、コッラード・ザンベッリ(アルヴィーゼ)
- 《ノルマ》(1937年、チェトラ)ヴィットリオ・グイ指揮トリノEIAR管弦楽団演奏:ジーナ・チーニャ(ノルマ)、ジョヴァンニ・ブレヴィアリオ(ポリオーネ)、スティニャーニ(アダルジーザ)、タンクレーディ・パゼロ(オロヴェーゾ)
- 《運命の力》(1941年、チェトラ)ジーノ・マリヌッツィ指揮トリノEIAR管弦楽団演奏:マリア・カニーリア(レオノーラ)、ガリアーノ・マシーニ(ドン・アルヴァーロ)、カルロ・タリアブーエ(ドン・カルロ)、スティニャーニ(プレツィオジッラ)
- 《アイーダ》(1946年、伊HMV)トゥリオ・セラフィン指揮ローマ歌劇場管弦楽団演奏:マリア・カニーリア(アイーダ)、ベニャミーノ・ジーリ(ラダメス)、スティニャーニ(アムネリス)、ジーノ・ベーキ(アモナスロ)、タンクレーディ・パゼロ(ラムフィス)、イタロ・ターヨ(エジプト王)
- 《アイーダ》(1952年、デッカ・レコード)アルベルト・エレーデ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団演奏:レナータ・テバルディ(アイーダ)、マリオ・デル・モナコ(ラダメス)、スティニャーニ(アムネリス)、アルド・プロッティ(アモナスロ)、ダリオ・カゼッリ(ラムフィス)、フェルナンド・コレーナ(エジプト王)
- 《ノルマ》(1954年、コロムビア=EMI)トゥリオ・セラフィン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団演奏:マリア・カラス(ノルマ)、マリオ・フィリッペスキ(ポリオーネ)、スティニャーニ(アダルジーザ)、ニコラ・ロッシ=レメーニ(オロヴェーゾ)
- 《秘密の結婚》(1956年、コロムビア=EMI)ニーノ・サンツォーニョ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団演奏:グラツィエラ・シュッティ(カロリーナ)、エウジェニア・ラッティ(エリゼッタ)、ルイジ・アルヴァ(パオリーノ)、スティニャーニ(フィダルマ)、フランコ・カラブレーゼ(ロビンソン伯爵)
注
[編集]- ^ アーカイブコピー - ウェイバックマシン
- ^ 宮沢縦一「アーティスト紹介」『ヴェルディ 歌劇「アイーダ」全曲』、ポリドール株式会社、1992年12月21日、10-11頁。JAN 4988005113276