エジプト航空181便ハイジャック事件
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2010年に撮影されたハイジャック機(SU-GCB) | |
ハイジャックの概要 | |
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日付 | 2016年3月29日 |
概要 | ハイジャック |
現場 | キプロス・ラルナカ国際空港 |
乗客数 | 56[1] |
乗員数 | 7 [1] |
負傷者数 | 0 |
死者数 | 0 |
生存者数 | 63 (全員)[2] |
機種 | エアバス A320-233 |
運用者 | エジプト航空 |
機体記号 | SU-GCB[3] |
出発地 | アレクサンドリア国際空港[3] |
目的地 | カイロ国際空港[3] |
エジプト航空181便ハイジャック事件(エジプト航空181便ハイジャックじけん、MS181/MSR181)は、2016年3月29日にエジプト航空機内で起きたハイジャック事件である。
ハイジャック後、キプロスにあるラルナカ国際空港に着陸した。乗客乗員は犯人逮捕前に解放された。
概要
[編集]エジプト航空181便はアレクサンドリアにあるボルグ・エル・アラブ空港からカイロ国際空港へ行く国内線の便で、56人の乗客と7人の乗員が搭乗していた。
離陸後、上半身に自爆ベルトを巻きつけたエジプト人の男、サイフ・エルディン・ムスタファ(eif El Din Mustafa)が、強制的にキプロスのラルナカ国際空港へ向かうように要求。機体はラルナカ国際空港へ緊急着陸した。
乗客の証言によるとキャビンアテンダントがフライト中に乗客のパスポートを集めた。着陸後しばらくしてほとんどの乗客は解放された。犯人はキプロスにいる別れた妻と話したいと要求し、警察もそれに応じて犯人の元妻を空港へと連れていったが、その後支離滅裂な要求を繰り返した。ラルナカ国際空港に着陸してから約6時間後、犯人は全ての乗客乗員を解放した。その直後、当局の用意したタラップを降りて投降し、キプロス警察に逮捕された。
逮捕後、自爆ベルトは偽物だったことが判明した[4]。また、イギリス人の男性乗客が自爆ベルトを着けた犯人と機内で記念撮影したことが話題となった[5]。
乗客にはエジプト出身のメゾソプラノ歌手ファラハ・エッ=ディバニーが含まれていた[6]。
航空機
[編集]航空機はエアバスA320-200で、機体記号はSU-GCBだった。2003年10月31日にエジプト航空に引き渡され、事件当時の機体年齢は12年だった。
脚注
[編集]- ^ a b “EGYPTAIR FLIGHT MS181”. EGYPTAIR (29 March 2016). 29 March 2016閲覧。
- ^ Egypt Air [@EGYPTAIR] (2016年3月29日). "All hostages released" صرح مصدر مسئول بمصر للطيران أنه تم الأفراج عن جميع الرهائن والقبض على المختطف، هذا وسوف نوافيكم بآخر المستجدات أول بأول. [Official sources at EGYPTAIR declared the release of all the hostages and the arrest of the hijacker.] (Arabic). X(旧Twitter)より2016年3月29日閲覧。
- ^ a b c “MS181 Flight Status”. Flightradar24. 4 August 2016閲覧。
- ^ “エジプト機ハイジャック 自爆ベルトは偽物”. BBC. 2016年3月30日閲覧。
- ^ “Footage emerges of hijacker and British passenger posing for photograph” (英語). Theguardian. 2016年3月30日閲覧。
- ^ “One guy slept through the entire EgyptAir hijacking. Another lost his cool over confiscated chicken” (英語). nationalpost (31 March 2016). 2022年12月20日閲覧。