エクセター本
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エクセター本(エクセターほん、英語: Exeter Book、ラテン語: Codex Exoniensis(コーデクス・エクソーニエンスィス))は、10世紀の古英語の詩を収めた書籍である。イングランドのエクセターで最初の司教であったレオフリク(Leofric)がエクセター大聖堂の図書館に寄贈したとされている。現存のものでは最初の8ページが移動しており、また当初あったとされる8ページ分が逸失している。
年代
[編集]960年代から990年代の間に成立したものと推定されている。
内容
[編集]この本に収録されている詩では以下のものが有名である。
- さすらう者(The Wanderer)
- 海をゆく者(The Seafarer)
- ウルフとエーアドワチェル(Wulf and Eadwacer)
- ウィドシース(Widsith)
- 女の嘆き(The Wife's Lament)
- 廃墟(The Ruin)
- デーオルの嘆き(Deor)