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エギスト・サッリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エギスト・サッリ
Egisto Sarri
ポンペイの日常生活を描いたサッリの作品
生誕 1837年11月6日
イタリア,フィリーネ・ヴァルダルノ
死没 1901年11月15日
イタリア,フィレンツェ
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エギスト・サッリ(Egisto Sarri、1837年11月6日 - 1901年11月15日)はイタリアの画家である。古代ポンペイやローマの貴族の人々を描いた作品で知られている。

略歴

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トスカーナの現在のフィレンツェ県フィリーネ・ヴァルダルノに生まれた。1850年からフィレンツェの美術学校に入学し、ジュゼッペ・ベッツォーリやエンリコ・ポラストリーニ(Enrico Pollastrini)に学んだ[1]。その後、アントニオ・チゼリに学び、すぐに評論家に注目される画家になった。フィレンツェで活動し、フィレンツェの芸術家たちのたまり場であった「カッフェ・ミケランジョロ」に出入りするようになったが、このカフェから生まれた「マッキア派」の画家たちのスタイルには同調せず、アントニオ・チゼリから学んだアカデミック美術のスタイルで描き続けた[2]

多くの肖像画や宗教画、寓意画を描いた。

初代イタリア国王となったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がフィレンツェの美術学校を1863年に訪問した時、13世紀のシチリア王コッラディーノを描いたサッリの作品を買い上げ、この作品は1903年にヴィットーリオ・エマヌエーレ3世ウフィツィ美術館に寄贈した[1]

1875年ころから1887年ころまで描いた古代ポンペイやローマの貴族の人々を描いた一連の作品« Pompeianas »で知られている。

作品

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参考文献

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  1. ^ a b Egisto Sarri @ Page di 800 Art Studio
  2. ^ « Biographie » sur Galeriearyjan.com