ウンク・A・アジズ
ウンク・A・アジズ（Ungku Abdul AZIZ、1922年1月28日 - 2020年12月15日[1]）は、マレーシアの経済学者。マレーシアの貧困経済研究の先駆者[2]。
イギリス・ロンドン生まれ[2]。ラッフルズカレッジ、マラヤ大学で経済学を学ぶ[2]。第二次大戦中日本に留学し[2]、早稲田大学で学んだ。1952年マラヤ大学講師[2]、1961年マレーシア人初のマラヤ大学教授となる[2]。1968年同学長（正式には副長）[2]。マレーシアの高等教育のマレー語化政策やマレーシア経済学会設立など、マレーシアの教育の発展を担った[2]。
マレーシア国立銀行総裁のゼティ・アクタル・アジズ(Zeti Akhtar Aziz)は、ウンク・A・アジズの娘である[3]。
1993年福岡アジア文化賞学術・研究賞を受賞[4]。1981年（昭和56年度）国際交流基金賞受賞[5]。
主な著作
[編集]- 『マレー経済における事実と誤謬』 シンガポール, 1957
- 『経済計画と貧困』 シンガポール, 1959
- 『クラン住宅供給調査』(共著) クアラルンプール, 1962
- 『時の砂浜の足跡』 クアラルンプール, 1975
- 『協同組合の原理』 クアラルンプール, 1980
- 『マレーシアにおける大学教育と雇用』パリ, 1987
脚注
[編集]- ^ “Royal Prof Ungku Aziz dies, aged 98”. The Star. Star Media Group Berhad (15 Dec 2020). 2025年1月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ウンク・Ａ・アジズ プロフィール”. 福岡アジア文化賞委員会. 2025年1月28日閲覧。
- ^ “Taking root, branching out”. Archives | The Star Online (April 1, 2007). 2014年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月28日閲覧。
- ^ “ウンク・Ａ・アジズ／ 1993年（第4回）学術研究賞”. 福岡アジア文化賞. 福岡アジア文化賞委員会. 2025年1月28日閲覧。
- ^ “国際交流基金 > 国際交流基金について > 国際交流基金賞 > 過去の受賞者一覧(基＝基金賞、奨＝奨励賞)”. 国際交流基金. 2012年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月28日閲覧。
関連項目
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