ウルピオ・ミニッツィ
ウルピオ・ミニッツィ(Ulpio Minucci、1917年 – 2007年)は、イタリア出身のイタリア系アメリカ人の作曲家かつ音楽家。
ウルピオ・ミニッツィは人口11,190人のイタリア共和国・シチリア州・トラーパニ県のコムーネの一つであるカンポベッロ・ディ・マツァーラ(Campobello di Mazara)で 1917年6月29日に出生し、老衰(natural causes)の為にカリフォルニア州のロサンゼルス市内のブレント ウッド街で 2007年3月9日に死去した。
作品歴
[編集]ウルピオ・ミニッツィは、1950年代に著名な「ドマーニ(Domani)」[1]、「いつもあなたを考えてる」(A Thousand Thoughts of You)や 「フェリシア」(Felicia)を含む、幾つかの大衆音楽のヒット曲を作曲した。
彼は1964年から1965年にかけてのアメリカ放送 / ABCの依頼による「西部の男の冒険談 / 西洋人の潮流(Saga of Western Man)」 [2]の音楽創作活動でエミー賞の2つの部門の候補となった。[3]
彼はまた英語圏、スペイン語圏のアニメ(Anime)ファンの間では、1985年にアメリカ合衆国で放映されたテレビアニメ・シリーズ『ロボテック(テレビシリーズ)』(Robotech (TV series))の楽譜とテーマ曲の作曲家として一般に知られている。
人物像
[編集]ウルピオ・ミニッツィは妻カザリン(Catherine)と1952年に婚約し息子チエリ(Chieli)と娘ニーナ(Nina)の一男一女を儲けた。
長男のチエリ・ミニッツィ(Chieli Minucci)はデイタイム・エミー賞を受賞したジャス・ギター演奏家(Jazz guitarist)で、父親が作曲した歌曲の幾つかをカバー曲として演奏・録音した。
彼は妻と2人の実子、そして世界的に有名なジャス・ギター演奏家(Jazz guitarist)ジャン・ルカ・ミニッツィ(Gian luca Minucci)を含む3人の孫を残した。[4]
作曲歴
[編集]- ロボテック:シャドウ・クロニクル(影の年代記 / Robotech: The Shadow Chronicles) (2006) - 原曲
- ロボテック:バトルクライ(Robotech II:Battlecry)[5]|| (2002) - 原曲
- ロボテック II:センチネルズ(Robotech II: The Sentinels) (1986) - 原曲
- ロボテック(最初のテレビシリーズ/1985) - 作曲家
- 白いライオン(The White Lions) (1981) - 音楽スーパーバイザー
- 世界に衝撃を与えた日(世界が揺れた日 / The Day That Shook the World) (1975) - 指揮者
- 西部の人の冒険談 / 西洋人の潮流(Saga of Western Man) (1964) - 作曲家
参照・脚注
[編集]- ^ イタリア語で明日、未来を意味する。
- ^ “Small Screen, Big Scores”. Film Score Monthly (2003年7月24日). 2007年3月23日閲覧。
- ^ 1964年:作詞作曲賞(ORIGINAL MUSIC) - Saga of Western Man 。1965年:スポーツ、ニュース、ドキュメンタリー番組・音楽個人部門賞(INDIVIDUAL ACHIEVEMENT IN NEWS, DOCUMENTARIES AND SPORTS - MUSICIANS)「我はダ・ヴィンチなり」("i, leonardo da vinci")レイヴァーン・ライト(Rayburn Wright、1922年8月27日生-1990年3月26日癌で病没)との共同作曲。
- ^ “Ulpio Minucci passes away at 89”. Robotech.com (2007年3月14日). 2007年3月23日閲覧。
- ^ "Battlecry"とは鬨の声(ときのこえ)の意味。古代の合戦で、士気を鼓舞し、敵に対して戦闘の開始を告げるために発する叫び声。また、戦勝の喜びの表現としても発した。転じて単に『戦闘開始』という意味でも使われる。
外部リンク
[編集]- Ulpio Minucci - IMDb
- Ulpio Minucci- Anime News Network中の百科事典