ウラジロヨウラク
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ウラジロヨウラク | |||||||||||||||||||||
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福島県会津地方 2009年6月
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Rhododendron multiflorum (Maxim.) Craven (2011)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞) |
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞[6]、学名: Rhododendron multiflorum)はツツジ科ツツジ属[注 1]の落葉低木。山地の林縁や高層湿原の縁などに生える。和名の由来は、花の様子が仏像が身につけている装身具(瓔珞・ようらく)に似ていること、葉の裏が白いことから付けられた。
分布と生育環境
[編集]本州の関東地方、中部地方、東北地方に分布し、日本海側の多雪地帯に多い[6]。山地の湿った草原、高層湿地、林縁に自生する[6]。
形態・生態
[編集]落葉広葉樹の低木で[6]、高さは1 - 2メートル (m) になる。幹は直立しており、分枝する[6]。樹皮は茶褐色から黒褐色をしている[6]。葉の裏が緑白色をしている。
花期は5 - 7月。花は白っぽい淡紅色で壷型をしており下垂してつき、長さ11 - 14ミリメートル (mm) 。先端が浅く5裂し外側へ反っている。萼片が短い[6]。果実は蒴果で冬でも見られることがある[6]。
枝先につく頂芽の花芽は長さ7 mmほどの卵形で先がとがり、側芽は小さい[6]。頂芽の花芽のわきに葉芽がつく[6]。葉痕は半円形で、維管束痕が1個つく[6]。
変種
[編集]ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞、学名: Menziesia multiflora var. longicalyx)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木で、ウラジロヨウラクの変種。北海道~本州中部地方以北の山地~亜高山帯に分布する。
ウラジロヨウラクとの違いは萼が長いこと[6]。また、両種は分布が重なることもある[6]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhododendron multiflorum (Maxim.) Craven ウラジロヨウラク(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月23日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Menziesia multiflora Maxim. var. longicalyx Kitam. ウラジロヨウラク(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月23日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Menziesia multiflora Maxim. var. iwatensis Hiyama ウラジロヨウラク(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月23日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Menziesia multiflora Maxim. ウラジロヨウラク(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月23日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Menziesia ciliicalyx (Miq.) Maxim. var. multiflora (Maxim.) Makino ウラジロヨウラク(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 79
参考文献
[編集]- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、79頁。ISBN 978-4-416-61438-9。