ウラゴマダラシジミ
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ウラゴマダラシジミ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Artopoetes pryeri (Murray) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ウラゴマダラシジミ (裏胡麻斑小灰蝶) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
The Blue Hairstreak |
ウラゴマダラシジミ(裏胡麻斑小灰蝶、Artopoetes pryeri)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ミドリシジミ亜科に属するチョウの一つ。
概要
[編集]翅裏は明るい灰色で、和名の元となった2列の黒点が翅外周に沿って綺麗に並ぶ。翅表は外縁部が黒い帯となり、中央は灰青色を呈する。地域変異の大きい種で、黒っぽい個体の多い集団から明るい集団まで幅が広い。幼虫の食樹はモクセイ科のイボタノキ、ミヤマイボタ。卵は小枝の分岐部や幹に産付される。その外見から、古くはミドリシジミではなく、ルリシジミに近縁と考えられていた。
越冬態は卵。ゼフィルスの中では最も早く羽化し、5月ごろから出現する。年1化性。葉上で静止している姿がよく観察され、翅を完全に閉じる場合と半開きにする場合がある。黄昏飛翔は夕方よりやや早い午後3時ごろから開始するが、午前中でも飛翔している個体が観察できる。
分布
[編集]主要四島に分布する(九州は内陸部のみ)。国外ではロシア極東部、中国、朝鮮半島。
参考文献
[編集]- 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6。
- 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2。