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ウコンウツギ

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ウコンウツギ
ウコンウツギ(北海道大雪山・2001年7月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: マツムシソウ目 Dipsacales
: スイカズラ科 Caprifoliaceae
: タニウツギ属 Weigela
: ウコンウツギ W. middendorffiana
学名
Macrodiervilla middendorffiana (Carrière) Nakai (1936)[1]
シノニム
和名
ウコンウツギ

ウコンウツギ(鬱金卯木[4]・鬱金空木[4]学名: Weigela middendorffiana)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。山地の標高の少し高いところに自生し、鬱金色の花を付けるのが特徴[5]

特徴

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北海道~東北地方北部の亜高山帯に分布する高山植物大雪山などでは登山道から大群落が見られる。

高さは1~2m。花期は6~7月。枝先に2~4個、細長いラッパ状で淡黄色の花を咲かせる。花の内部に赤い模様がある。

和名ウコンのように鮮やかな黄色のウツギから。鬱金(ウコン)はカレーの色の素になっているターメリック中国名である[5]。ウツギは漢字で卯木あるいは空木と書くが、卯木は卯月(陰暦4月、陽暦5月)に咲くからといわれ、空木は小枝が中空なのでその名がついたものである[6]

脚注

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参考文献

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  • 辻井達一『続・日本の樹木』中央公論新社〈中公新書〉、2006年2月25日、205 - 208頁。ISBN 4-12-101834-6 

関連項目

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  • ウィキメディア・コモンズには、ウコンウツギに関するカテゴリがあります。