コンテンツにスキップ

ウォール・オブ・グラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ウォール・オブ・グラス」
リアム・ギャラガーシングル
初出アルバム『アズ・ユー・ワー
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル Warner Bros.
作詞・作曲 リアム・ギャラガー
グレッグ・カースティン
アンドリュー・ワット
アンドリュー・S・フォックス
マイケル・タイ
プロデュース グレッグ・カースティン
チャート最高順位
後述を参照
リアム・ギャラガー シングル 年表
ウォール・オブ・グラス
(2017年)
チャイナタウン
(2017年)
ミュージックビデオ
「Wall of Glass」 - YouTube
テンプレートを表示

ウォール・オブ・グラス」(Wall of Glass)は、イギリスのシンガーソングライター・リアム・ギャラガーの楽曲である。2017年6月1日にギャラガー初のソロシングルとしてワーナー・レコードから発売され、同年10月6日に発売された初のソロアルバム「アズ・ユー・ワー」に収録された。

また、シングル発売と同時にアルバム「アズ・ユー・ワー」の発売も告知された。

解説[編集]

本作は、ギャラガーにとって、ビーディ・アイ解散後初のソロキャリアの楽曲となった。ビーディ・アイは後期になると、活動が低調で大きな成功を収めることができなかったため、2014年に解散した。

その後2016年には引退説も流れたが、否定[1]。同年7月にTwitterで活動再開を発表[2]。翌年6月には、本作の発売とミュージック・ビデオの公開と共に本格的にソロ・デビューを果たした。本来、6月2日に発売される予定だったが、1日前倒しになった[3]

歌詞に「One Direction」とあるが、ギャラガー本人は、同名ボーイ・バンドを直接指しているわけではないと言っており、「ワン・ダイレクションを指しているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。」とNMEのインタビューで答えている[4]

UKシングルチャートでは、2017年6月2日付で最高21位を記録した。これは、2022年に「エヴリシングス・エレクトリック」が最高18位に達するまでは、リアムにとって英国で最高のチャートシングルであった。

ライブ演奏[編集]

本作は、発売されてからほとんどのコンサート、ツアーで披露されており、『MTV Unplugged』『Down by the River Thames』『Knebworth 22』といったライブ・アルバムにも収録されている[5]。テレビ番組では、英国の音楽番組『Later... with Jools Holland』でも披露されている。

ミュージック・ビデオ[編集]

2017年6月1日にYouTubeやiTunesでミュージック・ビデオが公開された。監督は、フランソワ・ルッセレ。

ビデオ内では、鏡やガラスが多く使われており、リアムは、鏡やガラスに向かって「ウォール・オブ・グラス」を歌っている。また、ガラスが割れるシーンもところどころ存在する。このミュージック・ビデオについてリアムは、ピッチフォークのインタビューで「ジェームズ・ボンドブルース・リーの映画に影響を受けている」と語っている[6]。また、YouTubeには、この曲のミュージック・ビデオのメイキング映像も公開されている。

コンサートのSE映像でミュージック・ビデオが使用されることがある他、2024年2月3日に公開されたシングル「Mars to Liverpool」のミュージック・ビデオ[7]でも使用されている。

チャート成績[編集]

週間チャート
Chart (2017) Peak

Position

フランス (SNEP)[8] 44
アイルランド (IRMA)[9] 82
スコットランド(OCC)[10] 5
UK シングルス (OCC)[11] 21

脚注[編集]