インバル・ラニル

インバル・ラニル（Inbar Lanir 2000年 4月3日- ）はイスラエル出身の柔道選手。階級は78kg級^[1]^[2]。

経歴

2019年のU23ヨーロッパ選手権78kg級で3位になった^[2]。2020年のヨーロッパジュニアでは3位だったが、U23ヨーロッパ選手権で優勝した^[2]。2021年のグランドスラム・タシケントとグランドスラム・トビリシでは3位になるも、世界選手権では7位にとどまった^[1]。7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは初戦で元世界チャンピオンであるブラジルのマイラ・アギアルに敗れた^[3]。東京オリンピック混合団体では選手登録されていただけで、実際の試合には一度も出場しなかったが、チームは3位になった^[4]。2023年の世界選手権では決勝まで進むと、フランスのオドレー・チュメオを浮落で破るなどオール一本勝ちで優勝した^[5]^[6]。ワールドマスターズでは決勝でフランスのマドレーヌ・マロンガを裏投で破ったのを始め、全試合を合わせて2分もかからずに優勝した^[7]^[8]。2024年のパリオリンピックでは優勝候補として挑むも、決勝でイタリアのアリーチェ・ベッランディに背負投で技ありを取られた後に反則負けを喫して完敗し、銀メダルにとどまった^[9]。

IJF世界ランキングは7573ポイント獲得で1位(24/7/22現在)^[10]。

(出典^[1]^[2])

表話編歴世界柔道選手権優勝者 - 女子78kg級
1997年までは72kg級、99年以後は78kg級
1980年代～90年代	1980 ジョセリーヌ・トリアドウ 82 バルバラ・クラッセン 84 イングリッド・ベルグマンス 86 イレーネ・ドゥコック 87 イレーネ・ドゥコック 89 イングリッド・ベルグマンス 91 金美廷 93 冷春慧 95 ディアデニス・ルナ 97 阿武教子 99 阿武教子
2000年代～10年代	2001 阿武教子 03 阿武教子 05 ユリセル・ラボルデ 07 ユリセル・ラボルデ 09 マリンド・フェルケルク 10 ケイラ・ハリソン 11 オドレー・チュメオ 13 薛京 14 マイラ・アギアル 15 梅木真美 17 マイラ・アギアル 18 濵田尚里 19 マドレーヌ・マロンガ 21 アンナ＝マリア・ヴァーグナー 22 マイラ・アギアル 23 インバル・ラニル 24 アンナ＝マリア・ヴァーグナー
48kg級 52kg級 57kg級 63kg級 70kg級 78kg級 78kg超級無差別級五輪