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イルムケップ山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イルムケップ山
妹背牛駅-江部乙駅間から望むイルムケップ山
標高 864.3 m
所在地 日本の旗 日本 北海道
赤平市
芦別市
位置 北緯43度37分45秒 東経142度06分37秒 / 北緯43.62917度 東経142.11028度 / 43.62917; 142.11028 (イルムケップ山)
山系 音江山地 (音江連山)
イルムケップ山の位置(北海道広域内)
イルムケップ山
イルムケップ山 (北海道広域)
イルムケップ山の位置(日本内)
イルムケップ山
イルムケップ山 (日本)
プロジェクト 山
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イルムケップ山(イルムケップやま)は、北海道赤平市芦別市の2市にまたがる標高864.3mの山である。山頂には三等三角点「三又山」が設置されている[1]

概要

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幌内山地の西側に連なる音江山地の最高峰で、東側以外にはJR北海道函館本線根室本線が通りイルムケップ山をよく望むことができる。

元々は音江山沖里河山などを含めて一つの山体として「イルムケップ」と呼ばれていた[2]。山名はアイヌ語であるが由来は定かではなく、更科源蔵は「ermu-ke-p(ネズミ・かじる・もの)」と記述しているが、イルムケップ山の地形から「en-rum-kip(岬・源頭)」が変化したものと考える説もある[3]。漢字表記では「入霧月峰」と書き、明治30年に三角点測量として石北三角網における拠点の1つとなり、その際に表記された。[4]

登山

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大谷沢林道が存在し途中まで車で通行することができる。登山道が整備されているため年中通して登ることができ、道中には思案岩や不老の岩など様々な岩を見る事ができる。音江山・沖里河山へ通じる登山道はない。

脚注

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  1. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. sokuseikagis1.gsi.go.jp. 2025年2月24日閲覧。
  2. ^ 東西蝦夷山川地理取調図”. koukita.github.io. 2025年2月24日閲覧。
  3. ^ Bojan, 投稿者. “北海道のアイヌ語地名 (773) 「イルムケップ山・ペンケキプシュナイ川」”. 2025年2月24日閲覧。
  4. ^ 観光特産係, 北海道深川市 経済・地域振興部 商工労働観光課. “北海道ふかがわ観光サイト| イルムケップスカイライン・音江連山登山コース”. 北海道ふかがわ観光サイト. 2025年2月24日閲覧。