イヨボヤ会館
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イヨボヤ会館 | |
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建物外観 | |
施設情報 | |
専門分野 | サケ |
事業主体 | 村上市 |
管理運営 | 公益財団法人イヨボヤの里開発公社[1] |
開館 | 1987年(昭和62年)4月[2] |
所在地 |
〒958-0876 新潟県村上市塩町13-34[2] |
外部リンク | イヨボヤ会館公式HP |
プロジェクト:GLAM |
イヨボヤ会館(イヨボヤかいかん)は、新潟県村上市に所在する鮭をテーマとした市営博物館である[1]。
概要
[編集]三面川畔にある「鮭公園(サーモンパーク)」の中心施設となっており、サケの水槽や生態に関する展示といった水族館的な要素だけでなく、伝統漁法や食文化、それにまつわる地域の歴史・民俗資料を収集・保存・展示する総合博物館として機能している。館内には淡水生物や魚類の生体が複数展示されており、地下には三面川分流「種川」の水中に面した窓から直接サケなどを観察できる「三面川鮭観察自然館」が設けられている。
イヨボヤ
[編集]名称の「イヨボヤ」とは、村上の方言でサケのことである[3][4]。
「イヨ」は日本書紀などにある古い「魚」の読み「いを」の方言であり、「ボヤ」もまた「魚」の方言である[4]。イヨボヤとは「魚の中の魚」といったような意味合いとなる[4]。
村上では、江戸時代の村上藩の時代より、種川を作って鮭の繁殖を助けるなど、鮭は藩政を支える重要な資源であった[4]。明治期になると旧藩士が事業を引き継ぎ、鮭の孵化事業も始まる[4]。
また、村上では鮭の身や皮はむろんのこと、骨、内臓も使い尽くす「鮭料理」の数々が生まれた[4]。イヨボヤ会館でもそういった伝統料理の数々を見学できる[4]。
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建物表示。「内水面漁業資料館」の表記が見られる。
沿革
[編集]周辺
[編集]周辺は「鮭公園」となっており、イヨボヤ会館はその中心施設である。会館の裏にはサーモンパークがあり、市民の憩いの場になっている。また、イヨボヤ会館に隣接して村上の特産品を扱う売店と食事処を備えた「サーモンハウス」がある。
12月には、近隣で家屋の軒先に一斉に鮭を吊るす「鮭塩引き街道」が行われる。
当館では冬季を除きレンタサイクルの貸出しが行われている(有料)[5]。
交通・アクセス方法
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 公社の概要 - イヨボヤの里開発公社.2019年2月14日閲覧。
- ^ a b c d イヨボヤ会館とは - イヨボヤ会館公式HP.2019年2月14日閲覧。
- ^ イヨボヤ会館 パンフレット - パンフNavi
- ^ a b c d e f g 佐藤友美子『鮭とごはんの組み立て方 :鮭の種類・特徴と切り方、焼き方、料理への展開』誠文堂新光社、2021年、175頁。ISBN 978-4416520895。
- ^ a b “アクセス・料金”. イヨボヤ会館公式. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “村上エリア”. 新潟交通観光バス. 2020年12月22日閲覧。
- ^ まちなか循環バス - 村上市.2019年2月14日閲覧。
関連項目
[編集]- 三面川
- 青砥武平治 - 三面川のサケ増殖法「種川の制」を創設。
- サケのふるさと 千歳水族館 - 北海道に所在するサケの水族館である。
外部リンク
[編集]- イヨボヤ会館公式HP
- イヨボヤ会館 (Iyoboyakaikan) - Facebook
- イヨボヤ会館 - 村上市