イモタケ
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イモタケ Imaia gigantea (S. Imai) Trappe & Kovács | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Imaia gigantea | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
イモタケ |
イモタケ(芋茸、Imaia gigantea (S. Imai) Trappe & Kovács)は、チャワンタケ目アミガサタケ科イモタケ属のきのこ(地下生菌)。かつてはトリュフとともに塊菌目Tuberalesに置かれていた。子嚢菌きのこであり、形や名前の似ているショウロやジャガイモタケ(これらは担子菌きのこ)とは全く違うグループに属する。鶏卵大から握り拳大、大きなものは人頭大の、不規則な凹凸と疣のある塊状のきのこ。
日本では一般的に食用菌とは認識されていないが、長野県の一部では醤油で煮付けにして食べていたという(山田、2006)。本菌は従来、ヨーロッパやアフリカに分布するTerfezia属に置かれていたが、2008年、分子系統解析及び形態学的再検討の結果、本来のTerfezia属ではないことが判明し、新たにImaia属が設立された(属名である「Imaia」は本菌の新種記載を行った、今井三子博士に対する献名である)(Kovács et al. 2008)。本属は1属1種より成り、日本及び北アメリカのみに分布するとされる。いわゆるトリュフとは科レベルで異なる別物で、香りや味、調理法も全く異なる。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]山田明義「こんなきのこを食べた - イモタケ」『日本菌学会ニュースレター』2006-3(8月)号、8-9頁
Kovács GM, Trappe JM, Alsheikh AM, Bóka K, Elliott TF 「Imaia, a new truffle genus to accommodate Terfezia gigantea」 Mycologia (2008) 100:930-939.